あらすじ
『バガヴァッド・ギーター』のいちばんていねいでいちばん易しい解説書
世界三大叙事詩『マハーバーラタ』のもっとも重要な部分であり、「この世界で知るべきすべてのことが書かれている」といわれる700行の韻文詩からなる「神の詩」、『バガヴァッド・ギーター』。そんなインド哲学の最高の教えにして、多くの偉人が生きる拠り所としてきた聖典の入門ガイドです。
『バガヴァッド・ギーター』を初めて読む人にはもちろん、以前読んで途中で挫折した人もお薦めです。
本書は、「そもそも、この物語がどういうものか?」という舞台設定や登場人物をわかりやすく整理し、まずは物語全体の見取り図を示しながら、読者を『バガヴァッド・ギーター』の世界へ引き込みます。そうして物語の主人公アルジュナがかかえる苦悩を通して、「自分が抱える苦しさの原因は?」「なぜこのようなことが自分にばかり起きるのだろうか?」といった、生きていると必ず直面する問いかけへの理解を深めることが可能となります。迷ったり、踏み外したり、怖がったり、前に進めない人々に、人生の選択や解決していかなければならない問題に対して思考する目的と視点を授けてくれます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
英語の勉強のためにガンディーの物語を読んだ際、何度も登場していた「バガヴァット・ギーター」。
シャイで臆病だった彼の生き方を変えるのに多大な影響を与えていたであろう聖典を読んでみたいと思い、まずは入門書をと本書を開いた。
日本人にはあまり馴染みがない言葉や全体を通してのテーマなど複雑に感じてしまう内容がわかりやすく解説されており、実際にバガヴァット・ギーターを読み進める際にも理解を助けてくれそうだと感じた。
特に現代日本に生きる私たちにとっても身近な出来事を例にあげて説明してくれているところが良かった。
ブラフマンとアートマンの解説で登場する海と波の例え話は、とても印象的だ。
プラサーダやイーシュバラなどの言葉を知ると、世界と自身との繋がりをより感じられて心が穏やかになるよう。
行為の結果は見通せるものと見通せないものがあるという考え方も日本の因果応報とは似ているが若干違う部分もあり、よりインド哲学について学んでみたくなった。
全体的に宗教感が押し出されておらず、著者が客観的、フラットな視点からの解説に努めようとしていることが伝わってくるので、宗教の聖典というものに抵抗がある人にも読みやすいのではと思った。
宗教の聖典は、海外の方と関わる際に絶対に知っておいた方が良い彼らの価値観が学べるので、一度は目を通しておきたい。