【感想・ネタバレ】断罪された薬師令嬢は毒を以って悪を制します【電子単行本版／特典おまけ付き】２のレビュー

野崎アユ

違法薬物の真相へと着実に近づいていたアンゼリカだったが、自身を陥れた挙げ句に研究所を奪った元婚約者と再会し心を挫かれてしまう…。

自分を見失ってしまった彼女をフェンネルは抱きしめ、二人の意外な過去を明かしてーー？

彼の想い、そして亡き一族の想いを胸にアンゼリカの最後の闘いが始まるーー！

【※この作品は話売り「断罪された薬師令嬢は毒を以って悪を制します」の電子単行本版です】
■【収録内容】
「断罪された薬師令嬢は毒を以って悪を制します」6話～10話
電子単行本版限定描き下ろしおまけ漫画

[サマ · ★★★☆☆]

難しい

単純に婚約破棄され地位を奪われたから復讐してやる！っていうようなストーリーではなかった感じです。ヒロインも悪役のセージもスラムで孤児だった過去があり這い上がって来た背景があって、それでもしてはいけないことをしたから罰せられるのは当たり前なんだけど、そこにも自分が気づかなかった家族愛があったりして考えさせられました。最後に自白し牢に入ったセージは憑き物がとれたように見えました。ヒロインもフェンに弱音を吐けて寄り添うラストで良かったです。

＃ハッピー