あらすじ
穂村弘氏推薦!
「生きることに慣れないことの天才を感じました。
魂に永遠の初心者マークが貼られてるみたい。
でも、だからこそ、一瞬一瞬、ものすごく生きている。
『せいいっぱいの悪口』で圧倒的存在感を示した気鋭の作家の3冊目となるエッセイ集。
12篇のエッセイと1年間の日記で構成。なんでもない日常を繊細に丁寧に時に乱暴に切り取ってみせる、
読めば読むほど深い味わいのある清新な文章をお楽しみください。
【著者紹介】堀 静香(ほり・しずか)1989年神奈川県生まれ。山口県在住。
上智大学文学部哲学科卒業。歌人、エッセイスト。「かばん」所属。
現在は私立の中高一貫校で非常勤講師として国語を教えている。
著書にエッセイ集『せいいっぱいの悪口』『がっこうはじごく』(共に百万年書房)、
歌集に『みじかい曲』(左右社)がある。第50回現代歌人集会賞受賞。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
仕事を休んだ日、1日かけてゆっくり読んだ。あまりに自分が日々考えていることや気持ちに似たものが書かれていて驚いた。同じようなことを考えている人の違う人生を覗いて、自分が諦めてしまった考えのその先を知ることができて、なんだか悩みを相談して肯定してもらったような安堵
休んだことで頭の中にぐるぐる浮かぶ不安な気持ちが、ひとりじゃないよと教えてもらって小さくなるのがわかった。今日読めてよかった。
Posted by ブクログ
すごく好きだった。
「わからなくても近くにいてよ」という感情を人に抱いたことがあって(今も抱く人がいて)、その部分を読んで気になるから購入したエッセイ。
堀さんの日記で、自信のなさとか弱みについて書いてある部分がちょっと自分のそれと重なって辛くなって、少し読めなかった日記があった。
わからなくても近くにいたい、とか、近くにいてよって思う気持ちってなんたんだろう。
はじめにの最後、わからなくても、名付けられないの74, 75ページ、違国日記の日記の定義など、特に共感してすきだった
Posted by ブクログ
半分くらいが日記のエッセイ本。人との付き合いの中で違いを感じたりするのは当たり前のことよな〜と思えた。夫だったり、友達、義実家、職場の人、みんな違う価値観を持っているからすれ違いもあるけど、理解しようとすることが大切って再認識できた。
日記って振り返って読んでみると面白いから習慣化したい笑
Posted by ブクログ
わかってほしかったり、わかってほしくなかったり
矛盾したこの思いを何度抱いただろうか。
不安に覆われた繊細で曖昧な心が私の中にも在る。
理解し合うことは難しい...けど近くにいて欲しいというささやかな願いに共感した。
Posted by ブクログ
人間味が溢れてて面白かった!
大人になるたびに、近くにいればいる人に対して素直に言えなくなるんだよな〜
だからタイトルに大共感!!
わかってくれなくてもいいけど(譲ってるつもり)
近くにいてよ(ここはお願いしたい)
素直に言えばいいのに言えなくて、
こういう表現になっちゃうんだよな〜って反省。笑
分かり合えることなんて誰ともできないのかもしれないけど、
一緒にいたいなって思う人には自分の気持ちを言葉にして伝えることって大切にしたいなと思いました。
だって伝えられたら嬉しいし!!
伝えたい人には伝えたい!!
(相手の受取方は分からないけど)笑
分かり合えなくても、わかり合おうとする瞬間とか時間が好きだなぁ〜って思いました。
Posted by ブクログ
とってもよかった。
タイトルがまず好き。作者の考え方や、言葉選びに惹かれた。
悲しいシーンじゃないのになんだか泣けてきてしまった。子供がいたらまた違う感じ方をしそうだと思った。