【感想・ネタバレ】金が通貨になるのレビュー

あらすじ

戦後の金ドル本位制「ブレトン・ウッズ体制」に突如終わりを告げたニクソン・ショックから40年、これまでトンデモ論扱いされてきた金復活論が、ドル凋落と世界的な金融不安で俄に現実味を帯び始めた。実際、アメリカでは金を法定通貨として認める州さえ登場し、EUの中央銀行はしっかり金を確保、中国人もインド人も金を買い漁っている。金の復活は、世界を救うのか!? 突然訪れるその日のために、備えのない無防備な日本人へ、緊急警告。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

おすすめ度:85点

通貨について再考させる好著である。
「金本位制」が復活する。そんな考えは、経済学的議論からは一笑に付しておしまいだ。
ところが、政治学と宗教論の領域からは、決して荒唐無稽の考えではないことが理解される。
ましてや、とにかくやるのだと信念で突っ走る人の方が強いとしたならば、その信念体系がこれまでアメリカがさまざまな局面を転換してきた時の強さだとすると、金本位制の議論は言下に一蹴できる話ではなくなってくる。
アメリカにとっては、さんざん借金をしておいて、今度はルールそのものを変えてしまうという、いいとこどりの大逆転劇となる。
メモ:オーストリア学派:戦争の激化とユダヤ人迫害とを忌避し、アメリカに渡った。フリードリヒ・ハイエクがその代表格。ミーゼスはハイエクの先輩格。
メモ:「オズの魔法使い」は銀本位制の寓話になっているとという解釈がある。オズは重量単位オンスの略式単位OZ。

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2013年10月28日

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