【感想・ネタバレ】末期がん「おひとりさま」でも大丈夫のレビュー

あらすじ

「がん闘病」のホンネとヒントが満載
意外となかった!
「おひとりさま」による
「おひとりさま」のための
新しい時代の「がん闘病記」

59歳、独身、末期がんの医療ジャーナリスト。
家事は全て自分でこなし、仕事を変わらず続け、趣味や海外旅行も楽しんでいる。
いつかはやって来る最期の瞬間まで、自分のことは全て自分で決めたい。
悲愴感ゼロ、前向きな気持ちになれる、新しい時代の「がん闘病記」。

●本書より

おひとりさまの末期がん患者である僕は、身の回りのことを自分でしなければならない。
これは一見面倒に見えるが、じつはありがたいことだと思っている。
家族がいて、周囲に甘えられる環境だと、自分ですることが減って時間が余るので、その時間を利用してメソメソするようになるだろう。
周囲もそんな患者に同情してメソメソするので、患者の周辺はメソメソで充満することになる。
おひとりさまは、最期の瞬間まで自分で決断していかなければならないので、忙しくてメソメソしている余裕がない。落ち込んでいるヒマはないのだ。

●目次

この1冊で「がん闘病」の流れが全てわかる

第1章 検査がこわい
第2章 後悔しない医師選び
第3章 手術をためらう
第4章 心身と生活の変化
第5章 治療にかかるお金の真実
第6章 最新医療との付き合い方
第7章 抗がん剤がこわい
第8章 終活がはじまる
第9章 おひとりさまの死に場所選び

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自分が癌になったら…。
 そのことを、職業がジャーナリストだからと言っても、こんなに冷静に緻密に書ける人はいないと思う。取り乱し、自暴自棄になるのが普通だと思います。
 だから私は、著者は本当に勇気のある人だと思います。
 同じように癌になった誰かのために、自分のガンのことを、どこまでも自分を律して、ジャーナリストとして、プロとして書き上げた素晴らしい本です。

0
2025年06月19日

Posted by ブクログ

変なタイトル。
でも中身は凄い。
医療ジャーナリストがわが身に降りかかった前立腺がんの進行について、
まさに赤裸々に綴っているのだ。
精液、勃起、性交渉、失禁、、、
聞ききたいけど闘病中の患者には聞けないような話を、自ら語る。
さすが医療ジャーナリストだ。

生命保険はなくてもなんとかなる。
抗がん剤で吐き気が出て動けなくなるくらいなら、やりたいことをやる。
延命よりやりたいこと。

かかりつけ医、信頼できる医者、余命宣告、、、

このあたりの患者の葛藤を、さすが医療ジャーナリスト、ライターとして
分かりやすく描く。

そういえば昨年秋についに余命宣告が出たということだが、
WEBを見る限りまだご存命のようだ。
医療の進歩は目覚ましい。

あ、前立腺、、、わたしもきをつけよう
第1章 検査がこわい
第2章 後悔しない医師選び
第3章 手術をためらう
第4章 心身と生活の変化
第5章 治療にかかるお金の真実
第6章 最新医療との付き合い方
第7章 抗がん剤がこわい
第8章 終活がはじまる
第9章 おひとりさまの死に場所選び

0
2025年03月18日

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