【感想・ネタバレ】関西人はなぜ「○○電車」というのか ―関西鉄道百年史―のレビュー

あらすじ

阪急電車、阪神電車、京阪電車、南海電車、近鉄電車……「◯◯電車」の愛称で関西の人々から親しまれる“五大私鉄”。本書は、互いにしのぎを削り合うことで、関西の文化と経済の発展に寄与した鉄道たちの歴史を紐解いたノンフィクションです。元全国紙新聞記者・松本泉氏が、五大私鉄を中心に繰り広げられた熾烈な百年対決を、時に硬派な文化論的に、時に面白おかしく描きます。鉄道ファンはもちろん、歴史好きに、関西の文化・エンタメ好きも楽しめる内容。

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Posted by ブクログ

実に読み応えがあった。「電車」を通して関西の近代・現代史がぎっしり詰まっている。軽いお笑い系のトレビア本かと思って手に取ったが、真面目なものだったし、でも文章は重くなりすぎず、情報量としてはかなりの量だったのに最後まで飽きることなく読むことができた。この手の本は最後の方になると付け足しのような文章に陥りがちなのだが、最後まで勢いが落ちない。著者の松本氏の優れた取材力と文章力なのか、編集が優秀なのか。
私にとって繰り返し読むタイプの本ではないので★は4つにしたが、出来映えとしては5つ差し上げたい。

0
2024年12月16日

Posted by ブクログ

このインパクトのあるタイトルの考察は
そんなに深掘りされてなかった〜。

私鉄王国・関西に関する雑学いろいろ。
野球ファンなら鉄道と野球の歴史も
興味深く読めるかも。

日本初の鉄道ミステリってのを
教えてもらったのが収穫。
読んでみたいな。

本文とは関係ないですが
ページ上部に描かれている列車のアイコンが
章ごとに微妙に違っていてカワイイ!
遊び心が素敵です。

0
2024年11月29日

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