【感想・ネタバレ】「ハラスメント」の解剖図鑑:アウト or セーフの「境界線」と「根拠」がわかる! 全48種のハラスメントを完全網羅のレビュー

あらすじ

「女性ならではの視点だ」
「妊娠中だから無理しないで」
「ウェブ会議は画面オンにして」……
それ今、不適切です!

2022年4月に中小企業でもパワハラ防止対策を実施することが義務付けられました(大企業は2020年から)。
職場でも、ハラスメントはパワハラだけでなく、マタハラ、セクハラ、モラハラ、アルコールハラスメントなど、多岐に渡ることが周知されてきています。
それにも関わらず、労働局などに寄せられる労働相談のトップはいまだに「いじめ、嫌がらせ」で、大企業では法律施行後も年間1万8千件以上のパワハラ相談が寄せられています。
研修などで社員教育を進める企業も多くありますが、担当者でさえ、「何がハラスメントにあたるのか」「どうしたら防げるのか」を理解していない場合が多いのが実情です。

本書は、企業や官公庁、学校にて年間150回程度のセミナーを行い、年間300人以上から個別の相談を受け、さまざまなハラスメントを解決に導いてきた著者が、職場で起きやすい全48種のハラスメントを解説します。

【1】ハラスメントのメカニズム(何が問題か、どんな人が被害者・加害者になりやすいか…など)
【2】対処方法(ハラスメントにならない伝え方、ハラスメントされない接し方…など)
【3】さらに、関連法律や、時事コラムも充実

ハラスメントは職場環境の重要な要素であり、職場環境は業績にも大きく作用します。
企業として、社会として、そして個人の幸せ追求のために必携の知識をこの一冊で!

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Posted by ブクログ

《仕事でもプライベートでも、「相手の立場を考える」ことが大切》
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※こちらの本は、加害者の視点で、「自分が相手にそれをしたら相手はどう思うか」と考えながら読まれることをおすすめします。「自分は気にしない」は残念ながら通用しないと思います。(自分への戒めも兼ねて書きました。)
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若手社員の価値観や新しい価値観を一方的に支持するのではなく、マルハラのように気にしなくて良いものは気にしなくて良いと書いてあり、また逆ハラスメントのように、若手から年配社員へのハラスメントがあることにも触れられていたのが、平等な視点で書かれていると感じ、良いなと思いました。

他の方が書かれていたように、職場以外であっても相手のことを考えて(時には考えすぎてハラスメントにならないように気をつけながら)接することが大切だと思いました。
また、本の内容とは直接関係がないのですが、以前ある方から「叱る時はその場で端的に」「個人的な話をする時は大勢の前でしないように気をつけて」とアドバイスを頂いたのを思い出しました。後から失敗や良くないことををグチグチ指摘したり、「このままで良いと思ってるの!?」という回りくどい説教をしたりするのもハラスメントになる可能性があるなと思ったので、気をつけたいです。

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

セクハラ、パワハラ、マタハラ、モラハラ...色々種類はあると思っていたけど48種類もあるのか。

パワハラの中にいろんな種類のハラスメントというかいじめがあって、その幅広さに驚く。
ハラスメントは相手がハラスメントだと思ったらハラスメントというわけではなくしっかり基準があるのは初めて知った。

ジェンダーフリーじゃないことを上司に詰め業務妨害するジェンダーフリーハラスメント、業務上に必要な注意すらハラスメントだ!と騒ぐハラスメントハラスメントなんてもうなんでもありだな。

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2025年06月25日

Posted by ブクログ

えー、これもハラスメントになっちゃうのー?
親しくなろうと思うばかり、職場のコミュニケーションで私もやりがちな事例がたくさん。同僚と何気なく部長の悪口とかも言ってるなぁー。〈悪気はなくても、親切心でも、ハラスメントになってしまう!?〉の見出しにギクッとする。

2024年8月出版なので、新しいハラスメントがいっぱい。その数、なんと48個。
イラストも秀逸で読みやすいし、世の中の情勢的に勉強にはなった。
ただ…さすがにやりすぎ感満載というか、これを全部気にしてたらかなり気疲れする…というのが、読み終わっての正直な感想。

「最近なんでもハラスメントだって騒がれちゃうから、ホント困るよね」と言ってる私の上司。いやいや、その発言がそもそもどうなのよ…と思っていたけど、これを読んでいると、「ホントそうですね!」と上司の気持ちもちょっとわかる。完全にアウトなわけでもなく、マウントや嫌味なども含めて「モヤッとするわー」と思うことのひとつひとつに、「〇〇ハラスメント」と名前がつけられる世の中になっちゃったんだなぁー、とちょっと恐怖。

職場は友達を作る場所ではなくて、仕事をする場所。プライベートなことを聞き出す必要はない。
それはそうだけど…。それはそれでちょっと寂しい…と思ってしまう私は、今の御時世で要注意なのだろう。

考えてみれば、グイグイ聞いてくるとか、相手への決めつけとか、自分の価値観の押し付けとか、近所のママ友でも話をしていて「うっ」と思う人は一定数いるし、それは今に始まったことではない。
夫も自分の価値感を押し付けてくる。私もやりがち。娘は最近「ありがとう、って言ってよ!」「ごめんね、って言ってよ!」と弟に強要しがちでよくモメている。それを見ていて「アリハラ」「ゴメハラ」なんじゃないかと思ってしまった私がいる…。〈アリハラ〉は本書には載ってないけど調べたら本当にでてくるし、ごめんねも本書にはでてこないけどエスカレートすれば立派な〈謝罪ハラスメント〉になり得るわけで、子どものケンカの仲裁にも気を遣う…。

年度が変わると新しい社員が入ってくる。人事異動で部署のメンバーも変わる。年かさが増してきたので、相談を受けることもでてきた。〈セカンドハラスメント〉はかなりやりがちな事例で怖い。
子どもに対しては〈エンジョイハラスメント〉をやらかしがちだと思った。

はぁー。
自分なりの価値観や軸を持つこと自体は悪くないし、流されずに生きていく上でそこは重要、と思う。だけど、押し付けになるとよろしくない…。
相手の顔色ばかり伺うのもいかがなものかとは思うけど、職場では当たり障りなく、機嫌よく過ごすのがベストではある…。
自分の子どもに対して「当たり障りなく生きろ」とは言いたくない気持ちもあって、なんとも難しい…。

「今の世の中、こんなにたくさんハラスメントってあるんだねー」で終わってしまうのもアリだと思ったけど、読み終わってメモをとっていたら考えがまとまらなくなってしまった。
メモは色々取った。困ったらメモを見返すとして、とりあえず先に進もう…。

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2025年03月21日

Posted by ブクログ

ハラスメントって今こんなに種類あるの!?が1番の感想。
アルハラ、スメハラ、レイハラ、ラブハラ、セカハラ、ハラハラ…(ハラスメントハラスメントってはじめて聞いた)。
色々ありすぎるけど、それだけ被害を訴えてきた人がいるんだよなぁ。それにしても今の管理職、役員は大変だ。
部下の立場からしても「こういうのもハラスメントに当たるんだな」と考えるいいきっかけになるかも。対応方法や相談部署等も記載されている。

会社における人との関わり方を学ぶにはもってこいの1冊。
社会人なら1度読んで見ると面白いかも。

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2025年03月04日

Posted by ブクログ

何でもハラスメントっていう世の流れはどうかとも思うけど、やっぱり人を無意識に傷つけることはないように想像力を働かせないといけないなと思った

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2025年03月02日

Posted by ブクログ

ハラスメントの種類を図解と具体例でわかりやすく説明している。
管理職になりたての人等にとってはパラパラとめくるだけでもためになると思う。

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2025年01月08日

Posted by ブクログ

さっと読めるくらいの厚さの本でした
今まで知らなかったハラスメントも
出ていて、こういうのもハラスメントなのかと勉強になった
少し怖くなった

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2024年10月08日

Posted by ブクログ

いろいろなハラスメントがあることを知りました。

誰もが加害者になる社会なので、言動に気をつけます。

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2024年10月02日

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