あらすじ
ある動物園のパンダ舎の屋上で、咲き誇るひまわりたち_____
これは日本最高齢のパンダと、そのそばで支えた二人の飼育員の物語。
兵庫県の神戸市立王子動物園にいたパンダのタンタンを知っていますか?
短い手足にもふもふとした毛並みがぬいぐるみのようにかわいらしく、
いつものんびりごろごろしている姿は、「神戸のお嬢さま」として多くの人に愛されてきました。
でも、ちょっと待ってください。人間と同じでパンダにだって"パン生"があるのです。
来園者に見せる愛らしい姿の一方で、
日本最高齢のパンダとして、わが子を失いパートナーと死別し、
飼育員の二人ともに闘病中の日々を送るなど、背景にはタンタンのパンダとしての一生がありました。
これまで数年に渡り放映されてきたタンタンの密着番組
NHK「ごろごろパンダ日記」の番組プロデューサーの杉浦大悟氏が執筆し、
人と命ある生きものとの関係性や、老いるときも責任を持ってともにあるとはどういうことなのかを伝えます。
動物園に行くことが好きな子はもちろん、身近な生きものとの関わり方や、
生きものを育てることについて、大人も一緒に考え直すきっかけとなる一冊です。
全ページルビ付きなので、お子さまから大人の方まで、幅広い世代の方におすすめです。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
パンダのタンタンのことはよく知らず、子どもがパンダが好きなので購入しました。
神戸のお嬢様と呼ばれていたこと、勇気を与えたこと、子どもを亡くしたこと…初めて知ることでした。
飼育員の方々との繋がりがしっかり描かれており、その絆に読んでいて自然と涙が溢れました。
こちらの本は大切に、子どもにも読んであげたいと思います。今さらながら、会ってみたかったなあ。タンタン、天国で、赤ちゃんと幸せに過ごしてね。
Posted by ブクログ
タンタンと飼育員さんたちの絆にジーンとしました。阪神淡路大震災を期に来てくれたパンダだったんですね。向日葵が全国に広がってこれからも咲き続けますように。
Posted by ブクログ
ー自分たち飼育員は、動物たちの「命」を預かっている。
ータンタンが食べるものに関しては、絶対に自分がなんとかしてみせる。
パンダファン、タンタンさんファン必読。“神戸のお嬢様”こと王子動物園のパンダ、タンタンさんと飼育員さん2人の絆の物語。涙なくして読めません。NHK「ごろごろパンダ日記」はずっと観ていたが、本には言葉ならでの感動があります。タンタンさんの波瀾万丈のパン生、それを最期まで支えた飼育員さんたち。動物の幸せについて、人間と動物の関わり方について考えさせられます。易しい言葉で書かれており、漢字は全て振りがな付きなので、子供から大人まで多くの人に読んで欲しいと思います。
Posted by ブクログ
タンタンの事は知らなかったのだけど、読んでて涙が溢れてきてしまった。
読み終わって、タンタンの写真や表紙のイラストを見て、また涙が…
素敵な本に出会えて、タンタンを知ることができてよかった。