【感想・ネタバレ】誘拐されそうになっている子を助けたら、お忍びで遊びに来ていたお姫様だった件2のレビュー

あらすじ

「今日は離れたくありません……」
攫われそうになっていたとある国のお姫様【ルナ】を救ったことで彼女から好意を向けられることになった平凡な高校生、聖斗は日を重ねるごとに過激になるルナからのアピールでドギマギする日々を送っていた。
「私はいつでもくっついていたいです……」
添い寝はもちろん毎日抱きつかれ愛の言葉を囁かれ続け、理性は崩壊寸前。そんな中ルナの妹【リリー】も現れふたりの前に立ちはだかる!?
清楚で上品なお姫様【ルナ】の猛攻が止まらないイチャ甘青春ラブコメ第2弾!

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

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Posted by ブクログ

 作中9割イチャイチャ1割ワクワク

 もうこれだけで説明ができてしまうほど、イチャついてます。笑 ネコクロせんせの作品を読み慣れてる人からすれば「なんだそんなことか。とっくに知っているよ」となりそうですが、初めて読む方にな本当に、盛りすぎでは?と言われてしまいそうなほど、9割イチャイチャとしかご説明出来ません。笑

 国際的にも、国内的にも、生活が大きく様変わりして、落ち着かない目まぐるしい中、穏やかなふれあいというのは、心身ともに健康を保つ素晴らしいリラックス効果があると思います。そうしたイチャイチャ成分を、ギャルゲ、漫画、アニメ、ASMR音声作品、などから得ることもとても楽しいですし、私も好きです。そして同じほどに、“小説で”イチャイチャを楽しむことも、大好きです。皆様にも、この尽きせぬイチャイチャのリラックスを、心地よさを、是非とも小説でお楽しみ頂きたいです。







 ※
 以下、ネタバレ、政治的主張を含みます。
 感想というよりも個人的な散文となります。
 時間の許す方のみお付き合いくださいませ。








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 ルナさんの妹・リリーちゃん初登場!

 みーちゃんとのおままごとの経緯によろしく、ネコクロせんせの作品は幼女が強い。笑笑
 今回は、ルナさんと聖斗くんの絆を試すための、分かりやすい「悪役」を演じてくれましたが、今後は、彼女の信頼を勝ち取る聖斗くんの成長ぶりと、不慣れな一般家庭で、権力に頼らないごく普通の少女として成長していくリリーちゃんの『副題』も、物語として見応えがありそうです。とても楽しみです。


 それに、国際問題に発展しかねない、貴族の不祥事というのは、現実の私たちにも大いに関わることです。トランプ大統領によるディープステート大掃除により、官僚や金融エリートたちの巨大な嘘が暴かれつつある今、世界の支配層は、私たち一般人を、人間扱いなどしていないということが、次々と明らかになってきました。※一例・ジェフリーエプスタインランドの事件/リトルセントジェームズ事件)


 そこなところ、あくまでほっこりとした作品からは伝わりづらいとはいえ、貴族の責任をしっかりと伝えた本作は素晴らしいと思いました。
 民に慕われ、養われているからこそ、王族たちは生きていける。「王族たる私」と、繰り返し聖斗くんやアイラさんを侮辱したリリーちゃんの、貴族は特別であり、民衆は搾取されるべきものと見下した態度を、強く諌めた場面にいたく共感します。


 しかもルナさんは、彼女が王族追放されてしまいかねない事態を憂慮したからこそ、名誉挽回の機会を与えるために、強く叱っているのですから。まさに愛です。
 信じていた人に裏切られたばかりで、怒りと悲しみに震えているのに、自分の心の痛みよりも、生きていく縁を失いかけている幼き人を見捨てないと覚悟しているあたり……本物の貴族、皇女様です……。イチャイチャとは全く別の次元で、彼女のことを心から慕い、敬い、好きになりました。


 こういう哲学がしっかり込められているから、ネコクロせんせの作品は見ていて夢中になってしまいます。今後とも楽しみです。




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 さて、そうした難しい話は一旦さておき。

 ___まじ、イチャイチャしすぎぃ!!笑笑

 ただ、よほどネコクロせんせはアイラさん推しなのだなぁと伝わりました。こんなにも全力イチャイチャなルナさんをかわいく思うのと同じぐらい、「からかって甘えている」「猫耳をつけさせられて恥ずかしがっている」「ケーキが美味しくて幸せそう」なアイラさんがかわいいすぎて、ニヤニヤしました。笑 イメージcv.青木陽菜さんなので、猫役はぴったりでした。笑 ※要楽奈・通称野良猫(Bang_Dream!It's MyGO!!!!!、AveMujica)


 甘味や飲酒を厳罰としているボディーガード・エスコートナイトというのは、現代の自由な生き方からすると厳しすぎるように見えるかもしれませんが、何かしらの制限を設けるからこそ、その制限を外したときの刺激、感覚、感動、というものは、何物にも妨げられることのない、素直なときめきでいられる気がします。私がギター演奏の参考にしている師匠・HitoshiKawaiさんも、「限られた中でどれだけ自由でいられるか」を競うからこそ、発想というものは豊かに成長すると説明していました。
 私の場合、読書が大好きで、無限に読みたいと思えるほど好きなのですが、仕事や、人との交際の都合により、1日2時間程度、とあえて限定している日が多くあります。そうして限られた中で、自由な発想と集中力を発揮するからこそ、とても楽しく読めていますし、日頃そうして抑えている分、「今日は何冊でも読んでいい!」というチートデイ(主にダイエットに使う言葉ですが。笑)を用意していると、たまらないご褒美になるのです。日常的に耽溺する刺激は、長くそれしかしていないと、やがて、本来の素晴らしい褒美ではなく、依存や逃避になってしまいますから。
 そうこうして、自分が日頃からやっていることを、こんなにも幼い日々からやり続けてきて、ようやく初めてご褒美にたどり着いた感動を、素直に表情に見せているアイラさんを、かわいらしいと思うと同時に、心から、尊敬し、愛おしく思うのです。






 さてはて、とても楽しませてもらいました!
 まだまだ語りたいことは尽きませんが、今回はこの辺りで。


 ここまで私の散文にお付き合いいただきましたあなたに、深い感謝を。ありがとうございます。


 あなたのこれからの日々が、あかるく、やさしく、おだやかなものになりますように____




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 最後に脳内劇場配役紹介。
 第1巻においてもご紹介させていただきましたので、今回は初登場の人たちのみで。※敬称略




 リリー:相川奏多   ヴィクトリア:岡田夢以


 委員長:洲崎綾





 ルナさん役に紡木吏佐さんをご紹介してきた時点で明らかですが、Bang_Dream!を意図しております。笑 ※八幡海鈴、月島まりな

 相川さんは、成宮すず(IDOLYPRIDE)ちゃん役があまりに印象的なので、「逃げ出していてばかりだった少女が本物の貴族・勇者になる」という経緯が、ぴったり、リリーちゃんの今後に重なりそうだなと感じましたので、期待を込めて、相川さんをお招きさせていただきました。

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2025年07月03日

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