あらすじ
平均年収2300万円超、元キーエンスがこぞって集まる「効率化の精鋭」たちの型破りの働き方とは? 会議は1回15分、労働時間27%減、「上司を断る」権利……AI×DXで最速上場したM&A仲介33歳CEOの思考法を凝縮。「時短で才能を超える」。
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Posted by ブクログ
時間が主語、数字で考え、感情を無視しない
18年10月、(株)M&A総合研究所を設立。
創業から3年9ヶ月後東証グロース市場に上場。
創業5年で時価総額4000億円
24年、Forbesの「世界長者番付」に日本人最年少ビリオネアとしてランクイン。33歳日本人最年少ビリオネア
創業した会社の年収は2800万円
こんな規格外の成果を出した
佐上さんの仕事術が垣間見れるのが本書。
驚くべきは、それがビジネス書を何冊か読めば書いてあるような当たり前の話でしかないということ。
それが時間思考、数字思考、全体思考という3つの思考。
例えば、時間思考は、1分1秒を削るため、「この会議は無駄か?」ではなく「この会議の30分は無駄か?」という時間を主語にして全てをフラットに解釈する問いの技術。
1分削れれば、年間で4時間浮くという話はなるほどなと。とはいえどこかで耳にしたような話だと思う。
数字思考も、そのまま数字で考えることだし、全体思考はチームで成果を出すこと。
だからこそこの本から学べるのは、複雑そうに見えるビジネスの世界は非常にシンプルなルールで動いているということ。
このルールはあらゆるビジネス書に繰り返し書かれている。ビジネスで成功するための答えは、誰でも知っている。
だからこそ、ルールを徹底した行動の量だけが、非常識な成果を産む。
最終的な差を生むのは、ただルールを知っていることでも、何も考えずに行動することでもない。
行動でルールを体現すること。
ただそれだけが真理だ。
Posted by ブクログ
何か特別なことをしているとか、革新的なアイディアがあったと言うわけではなく、無駄なことをしないと言う考え方やカルチャーとして、全体の効率を優先すると言う共通認識、数字で語る文化、感情面をおろそかにしないスタンス。幸せのプラットホームになる。と言う価値観が思考的土台になり急成長したということらしい。
題名から、合理性だけではビジネスは拡大しない。数字だけを追い求めても経営はうまくいかない。と感情面の重要性を解いている事は意外な気がした。
トッププレーヤーになる3つの思考法、
1時間思考
時間の無駄遣いに厳しくなる
常に本当に必要か、この方法がベストかを疑い「なんとなくの時間をなくしていく」ことが大事
2数字思考
行動の全てを数字で捉えると、目標達成するまでのプロセスを正しく導き出せる
3全体思考
仕事ができる人は、ホスピタリティーのある人
気に入った言葉
仕事に限って言うならば、ダイパやコスパを重視する事は、議論の余地もない位正しい絶対解
効率的な人と言えば、個人主義なイメージを抱く人が多いかもしれないが、トッププレイヤーにチーム全体を見ない人はいない。
無駄な情報は蓄積しない、扱うのはスモールデータで構わない価値のあるデータを収集し、余すことなく活用する
ここが無駄だと声を上げる事は、全体の効率化に寄与する。大切なアクション
変化は論より証拠。実際にやってみて、自分自身で実感する