【感想・ネタバレ】政治家は悪人くらいでちょうどいい!のレビュー

あらすじ

永田町35年の不適切宣言!
政治家が○○な時代に国民までバカになってどうする!

産経新聞上席論説委員・名コラムニストが送る、自民党総裁選から、善人政治家、悪党政治家列伝、そして最新情勢までの抱腹絶倒のぶったぎり政治評論本!

■「悪党」トランプはなぜ強いのか
■「悪党」がつくった自民党、派閥の何が悪い
■杉田水脈を守れない自民党
■「気持ち悪い」日本、石丸旋風とは何だったのか
■マルクス学者は政治家になってはならぬ
■社会主義者知事が東京を壊した
■リニア妨害した毛沢東主義者 川勝平太
■善人に政治家は務まらない
■「善人」宰相、羽田孜、鳩山由紀夫、村山富市、海部俊樹、…他多数
■田中角栄と昭和の悪党たち
■「一番乗り」の策士 小林鷹之
■憲法改正に覚醒か!? 小泉進次郎
■悪党になることが総理の道、高市早苗
■なぜ嫌われるのか常に次期総理ナンバーワン、石破茂
■総理になれない名門からの脱却、河野太郎
■コンプラ、SDGsが国を滅ぼす
■アメリカ型政治献金制度にせよ
■「悪党」でなかった岸田文雄

◎政治家に「善」「清」「徳」を求めてはいけない

皆さんにお願いしたいのは、クリーンさだけを売りにしている候補者は、眉に唾をつけてみてほしいことだ。
今も昔も数え切れぬほど「クリーンな」政治家は存在したが、そのほとんどは、沈香も焚かず屁もひらず。悪いことはしないが、善いこともできなかった。
クリーンで善人な政治家だけでは、ますます厳しさを増す世界情勢やかつてない少子高齢化社会を乗り切っていけない。
今こそ、大急ぎで「悪党政治家」を有権者が育てねばならない。
有能な「悪党政治家」はエネルギーがあり余って暴走したり、失言したりしがちである。できれば、ごく些細な醜聞なら大目にみてやってほしい。
政治家は悪人くらいでちょうどいい!のだから。 「本文」より


【著者プロフィール】
乾正人(いぬい・まさと)
1962年、兵庫県神戸市生まれ。筑波大学 比較文化学類卒業。1986年4月、 産経新聞社入社。新潟支局、整理部、政治部などを経て政治部長。
その後、編集局長、論説委員長を経て、現在、上席論説委員兼特別記者兼コラムニスト。
著書に、『官邸コロナ敗戦』『「影の首相」官房長官の閻魔帳』『自民党崩壊』(ともにビジネス社)、『令和阿房列車で行こう』(飛鳥新社)など。

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Posted by ブクログ

これまでことを為した政治家は、悪人ばかり、昭和の歴々の角栄などの総理、明治維新の頃も。
岸田や石破など善人では、政治は務まらない。
現在の世界も、トランプやメタニヤフ、プーチンなど悪人が制圧している。悪人になれる人かな。
清廉潔白でない人、勝手でちょっと悪い人の方が
会社でも出世しているような気がする。
ちょっとぐらい悪なほうが、世のためになるという結果に納得したくないが、内容には納得してしまう。

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2025年08月06日

Posted by ブクログ

悪人ばかりが目立つ政治家のニュース。こんなタイトルの本を描く作者は、10万円の商品券問題とか出る前に書いたからきっとこんなこと言えるのだろうー位に思って手にとってみたけど、やはりそんなわけなかった。あんな些末な話でなく、紙袋や分厚い封筒で現金そのものを配っていたという元大物総理たち。
確かに「コンプライアンス」「クリーン」ばかりを求めるいまのマスコミ、世評からは袋叩きだろうけど、「それ」ばかり大事にして選んだ代表者は、果たして現在直面する国難に立ち向かう力のあるリーダーなのか。鉄面皮とも言える共産主義国のリーダーたち。そんなのを思い浮かべながら読み進めると著者のイメージに近づけるのかも。

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2025年03月20日

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