【感想・ネタバレ】僕は明日、きみの心を叫ぶ。のレビュー

あらすじ

あることがきっかけで学校に居場所を失った海月は、誰にも苦しみを打ち明けられず、生きる希望を失っていた。海月と対照的に学校の人気者である鈴川は、ある朝早く登校すると、誰もいない教室で突然始まった放送を聞く。それは信じがたいような悲痛な悩みを語った海月の心の叫びだった。鈴川は顔も名前も知らない彼女を救いたい一
心で、放送を使って誰もが予想だにしなかったある行動に出る――。生きる希望を分け合ったふたりの揺るぎない絆に、感動の涙が止まらない! 第2回スターツ出版文庫大賞フリーテーマ部門賞受賞作。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

全1巻完結。
いじめの標的にされた女子生徒があげた、誰にも届かない真っ黒な叫びと、それを聞いてしまった男子生徒の苦しみが描かれています。

クライマックスのシーンは、いじめの加害者と傍観者に厳しい言葉が何度も出てきて、緊迫感でいっぱいです。

絶望で、もう駄目と思った海月を見つけてくれてありがとう。

0
2018年10月16日

Posted by ブクログ

高野苺さんの表紙に惹かれ、手に取りました。
親の都合で福島の中学校を卒業後に引っ越してきて、新しい環境で高校生活を始めた主人公の雪村海月は、初めて声をかけてくれたアイのグループと楽しく高校生生活を送っていました。そして、グループの中でアイが仲間外れになり、そのアイを助けたことで海月が仲間外れになり、次第に終わりの見えないひどいいじめに発展します。誰にも相談できず生きる気力を失った海月は、その心の叫びを誰もいない早朝の放送室からマイクに向かって淡々と話します。海月とは対照的な学校中の人気者である鈴川飛鳥は、誰もいない早朝の教室で海月の放送を聞きます。鈴川は顔も名前も知らない彼女を救いたいとの一心で、驚きの行動に出ます。日陰の海月と日向の鈴川の交わることがなかったはずの二人の物語が、放送室から始まります。いじめをテーマにした涙と絆の物語です。

0
2021年04月23日

Posted by ブクログ

居場所を失ってしまった海月のことを守りたいと思った鈴川の行動がすごい。イジメの加害者にならない。ということはできるかもしれないけれど、傍観者には絶対にならないとは言い切れない自分がいて、ちょっと怖くなる。現状を変えたいと思ったとき、行動に移すにはどうすればいいか。考えてしまった。

0
2019年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

世の中に"いじめ"はどれ程あるのだろう?

鈴川くんのように考えて行動してくれる人はどれだけいるのだろうか?

前半はとても辛かった。
こんなに一瞬で人間関係は崩れてしまうのか…

後半涙が溢れた。
鈴川くんの優しさ、そして偉大さ。孤立した人を導く力。

また海月に笑顔が戻ってよかった。

ホント最後までやってくれるなぁ、鈴川くんは。

最後の章はどうかと思うけど…笑

でも、ぜひ読んで欲しい。そんな一冊です。
オススメします!

0
2018年06月11日

「男性向けライトノベル」ランキング