【感想・ネタバレ】歌集 月は綺麗で死んでもいいわのレビュー

あらすじ

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ゆうだちに傘をたたんで空を見る何してんだろ、睫毛がうざい――少年は、ヤクザにならないためにホストになった。そして今、昼と夜の欲望が交差する街・歌舞伎町で、寿司を握りながら歌を詠む。ベストセラー「ホスト万葉集」のトップ歌人にして、異色の経歴をもつ大型新人、珠玉の153首をおさめた初歌集! ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

フォローさせて貰ってる方のレビューが流れてきたのがきっかけです。俳句集を読み終わった時期とも重なっていたから、短歌も読んでみようかなくらいの軽い気持ちで手に取ったんだけど…
重い内容でした。軽そうに見えて重いし、生々しい。

前に読んだ俳句集にあった註釈みたいなものは一切なく、短歌だけが掲載されていて。1ページに一つか二つの短歌。
短歌自体、歌人さんの気持ちとかが直接詠まれてる訳ではなく、その場の様子とかだけ。悲しいとか嬉しいとかそんな表現は無いの。短歌ってそういうものなのかな… 無知です。。
でも、映像が浮かんでくるし、その時の気持ちも想像できてしまう(できてしまうは言い過ぎかな。私が勝手に解釈してるだけだろうし)
幼い頃の出来事とかも詠まれてて、その短歌が特に辛くて居たたまれなかった。


手を繋ぎ震える僕とすれ違う八百屋帰りのどっかの家族

どうしても取れない爪の青黒い垢を気にして歩く吉原

ゆうだちに傘をたたんで空を見る何してんだろ、睫毛がうざい


この三つがいつまでも残る…


ほんとに生々しいし、あまり好みではない内容だから、正直読んだ直後はすぐ手放そうかとも思ってました。
でも、しばらくしたらまた手に取ってる…なんか不思議。
もしかしたらこの先また読む機会があるかもねと思ってしまう、そんな感じでした(というかもう既に三度読みしてるし)

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2025年11月24日

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