あらすじ
とある男爵家に生まれたマリーは義母と義姉とそして父にまで虐げられていた。
そんな彼女はある日、父に「嫁ぎ先が決まった」と告げられる。
その嫁ぎ先とは、嫁いだら二度と戻ってくることができないとされる辺境伯家の次期当主のレヴィ・オルタムリジンだった。
辺境伯家に嫁ぐのは貴族たちの間では“生贄"と呼ばれるほどに忌み嫌われた役目。
けれど彼女には拒否するという選択肢はなかった。
そして、マリーは辺境伯の元へと向かった。
その家が抱える重大な秘密のことなど何も知らずに……。
感情タグBEST3
まあまあ
陰キャなヒーローとドアマットヒロインが幸せになっていく姿はほっこりしましたが、敵方(?)の関係性が私にはちょっと分かりづらく、モヤっとしたままでした。
しっかりキッパリ悪役しててくれないと安心してカタルシスが得られません。
標題の二人が主人公の中編と、彼の親世代の話が入っていましたが、どちらかといえばその親世代の短編の方が面白かったかも。
試し読みを読んだ時は、面白い。と、思ったのですが、残念でした。
設定は、良いのに、ごった煮みたいに、素材を入れすぎて、煮込み過ぎた感じ。