あらすじ
「いま」の空気を体現するアーティストとして、若者世代だけでなく現代のポップアイコンとして認知度を拡大し続けている“あの”。
そんな彼女の「いま」を見つめる、5年ぶりとなる写真集です。
本作の撮影を担当したのは、写真界の芥川賞と言われる『木村伊兵衛写真賞』を2015年に受賞し、”あの”とは公私共に交流のある川島小鳥氏。
撮影地は新潟県佐渡島。佐渡島ならではの自然と建物の中で見せる”あの”の表情・姿を収めた1冊です。
※電子版にはオリジナルポスターはつきません。
【撮影中のあのの手記より抜粋】
たらい舟でフグやクロダイみれた。
5年前、小鳥さんとの撮影で花火をした。それも写真集。
あれから5年が経ち、最後、花火をした。
別に何も変わらないけど、
あの日、髪の毛が燃えた。
今日は、フードで燃えなかった。少し成長した。
「YOU&愛Heaven」を海辺で弾き語りした。
波の音にかき消されまいと歌をうたった。
僕の声はどでかい海とその波の音に吸い込まれてった。
まだまだでっかくなる。
でっかくなれるんだ、と少し嬉しくなった。
感情タグBEST3
友達の写真を撮った雰囲気
あのさんは他の方とは異なるどこかミステリアスな雰囲気を感じられ、大人っぽさやかわいらしさだけでは物足りなく感じてしまう印象があります。この写真集では正直に申し上げると「そんなこと普通するはずないでしょ!」「どんな表情してるの!?」とツッコミたくなるシーンが含まれています。これが先述のミステリアスな要素としてとても良い味を出しており、友達とふざけあって撮ったのではないかと思うほどの親近感をも感じられます。「これが王道」を思い切り無視しているのがあのさんとこの写真集の良さだと思うので、面白い表情や独特の世界観を有した写真集の今後にも期待ができます。