【感想・ネタバレ】85歳、現役・投資家のお金の哲学のレビュー

あらすじ

本書では、85歳、現役・投資家の著者が、50年間市場に対峙してきた中で見つけてきた「お金の知恵」を初公開する。
半世紀以上もの間、酸いも甘いもお金に向き合ってきたからこそわかる、お金に縛られず、お金に支配されないで生きるための「お金の本質」がここにある。

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Posted by ブクログ

新宿ブックファースト新宿店に行くと、本日発売の本があった。





それは「85歳、現役・投資家のお金の哲学」(石井勝利著 SBクリエイティブ)だ。





右に並んでいる「株の鬼77則」と「株価チャートの鬼77則」など数多くの著書を出版している。




80代の投資家と言えば藤本茂さんが浮かんでくる。




やり方はそれぞれあるが、長い人生で山あり谷あり、儲かった事もあれば大損したこともある、そういう人の本だからこそ読む価値がある。





自分よがりではなく、時代の流れ、経済の動きにあわせて生きていく姿勢が「可能性」「チャンス」をものに出来る人間となるのです。





日経平均株価でさえジェットコースターのように上げ下げする時代、変化に気づいて波に乗っていないかと浦島太郎になってしまう。





新NISAについて、非課税というのはあくまでも「儲け」に対してであって、儲かっていないあるいは損している状況では、なんの特典もない、これ要注意と指摘している。





では新NISAをどう活用すればいいのか。





東証プライム市場に上場している日本を代表する企業の株を買う。




この前の大暴落では容赦なく下がったが、銘柄によっては「東証の夏市」バーゲン開催となり、安く買って高くなったところで売れる。





中小型株だと日本市場を動かす海外投資家が買ってこないのでなかかな戻っていかない。





間違いなく資産を増やすには、株の暴落のチャンスを待つのが良いと述べている。





目先に起きていることに慌てず、その先を読める考え方が、大きなチャンスを得るのですとも述べている。





投資でどうやって収益を上げるかに付けて次の5つを列挙している。




1.対象は株であればプライムに限定する




2.投資先は、チャートで穏やかに上げている銘柄の押し目で買う




3.たとえ収益が増えても、追加で同じ銘柄を買うと売買の単価が上がるので、買わない




4.仕込む銘柄は、今期減益で、来期増益銘柄の押し目を仕込む




5.無限の揚げはないので、適度に利益確定し、出遅れ有望の銘柄と入れ替える




特に5番については、含み益はあくまでもバーチャルであって、実利ではないのでどこまで上がったら売っている次へ移らないとなあ。





浮き沈みがありながら、現役投資家として活躍している著者が一番のアゲアゲ銘柄だ。

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2024年08月29日

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