あらすじ
価値創造に取り組む21世紀の全てのビジネスパーソンに必要な能力は、現在とは異なる、新しい価値観や社会像を「夢想」する力である。本書が指南するのは未来社会の姿の描き方、夢想の技術である。パンデミックにより我々が全く「新しい生活様式」を余儀なくされたように、これまでの常識や価値観自体が変わってしまうような議題に対しては、目の前の数字やデータの延伸で未来を予測することはできない。想像・妄想・夢想を駆使し、「新しい世界観」を打ち出し、不確実な世界を自分たちの意志で切り拓いていく能力を事例をもとに解説していく。
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Posted by ブクログ
スペキュラティブデザイン(界隈の考え方や知見)を、ノンデザイナーが、ビジネスにどう活かしていくか、について、非常によくまとめられている。
具体的な手法、抽象的な考え方、ちょくちょく挟まる著者の熱い想い、のバランスが良かった。
ミッションや事業戦略のようなより直接的なものではなく、数十年後に向けた自社の態度=世界観、という間合いのもの。
Posted by ブクログ
大変良かった。
デザインと書いてあるけど、ビジネス、いや、現代に生きる全ての人に未来を想像する力を養えるHow toが書かれた本で、考え方も勉強になったが、実践のワークシートなどもあり実用性もあった。
身近な例で言うと、SFの世界観で妙に引き込まれるものとそうでないものの違いも、この本から読み解けるし、逆に言うとそういう世界感を自分で想像し作ることも出来る。
私自身は0→1を作るのがすごく苦手だと思っていたけど、この本の考え方を取り入れれば、ゼロから新しいものを生み出すことも難しくなさそうな考え方が乗っていてとても良かった。
人生観が変わって自分もこんな仕事がしたいと思うほど共感と衝撃を受けた。
Posted by ブクログ
なぜ今の時代に世界観が必要なのか、
→目の前のビジネスや、マネタイズを超えた妄想力がいかにまだ見ぬ未来を作るために必要なのか。
どう世界観を作っていくのか具体的なワークショップを含めて書かれている本。
何回も読む必要がある。