【感想・ネタバレ】断罪された薬師令嬢は毒を以って悪を制します２のレビュー

野崎アユ

伯爵令嬢のアンゼリカは、亡き両親への恩返しのため一族の復興を目指していた。
王立薬草研究所の所長として地道に成果を積み上げていたある日、突然事件は起こるーー
婚約者と親友だったはずの令嬢によって身に覚えの無い罪を被せられ、違法薬物製造の犯人に仕立て上げられてしまったのだ…！

復興どころか一族に泥を塗ってしまい、牢獄でやるせなさを噛みしめるアンゼリカをとある男が訪ねるーー
「真犯人を取り逃す訳にはいかない 俺と取引しないか？アンゼリカ」
悪女然としたカリスマ令嬢が一族の誇りを胸に、裏切り者には毒を以って制裁を下します！！

[happymomoko · ★★★☆☆]

フェンネル

裁判の結果、アンジェは辺境地セルリアンで半年間の観察処分ということになりました。セルリアンに着いた彼女が案内された家は廃墟同然でしたが、周りにたくさんの薬草がはえているこの場所が気に入ったようです。彼女は領主に挨拶に行こうとしましたが、あいにく領主は不在でした。その後、彼女と領民との間にいろいろありましたが、そのことをきっかけにここの領主が実はフェンネルだと彼女は見抜きました。フェンネルがここまで彼女に肩入れするのには何かわけがありそうですね。