【感想・ネタバレ】白百合の供物【SS付き電子限定版】のレビュー

あらすじ

【電子限定版】書き下ろし番外編「天啓に胸を躍らせて」収録。●歪んだ狂気を孕む究極の執着攻め、書き下ろしを加えた待望の新装版!! 帝国軍の前線基地に潜入し、機密情報を手に入れろ──法王の命を受け、表向きは兵士の慰問として訪れた若き司教のヨエル。けれど、そこで再会したのは、基地を陥落させた戦争の英雄──孤児として、同じ修道院で育った幼なじみのリヒトだった!! 「ヨエルに会いたい一心で、俺は軍人を目指したんだ」敬虔で慈悲深い聖者と信じ、昔と変わらず慕ってくる男は、極秘任務の邪魔にしかならなくて!? ※口絵・イラスト収録あり

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Posted by ブクログ

攻めの執着会い、凄かったです。

法王の命を受けたヨエルが表向きは癒しを与えるため、実は情報を得るために帝国軍に潜入し誑かす為に現れた先に思ってもいなかった人物の帝国軍准将のリヒトと再会して戸惑いながらも悩み苦しむ。
ヨエルが送ってきた教会での生活があまりにも酷くて、こんな理不尽な目に合ってしまっていてはヨエルの望む野心にも納得がいきます。
でもリヒトは自分にはどんな冷たいヨエルであろうともヨエルの為にならととにかく必死でそこは可愛く見えたりもして。
英雄がヨエルの前ではまるで子供のようになるのには驚くけれど、だからこそヨエルの存在の大きさが感じられて。
そんなリヒトに嫉妬や苛立ちを覚えながらも次第に惹かれていき、でもその中で違和感に襲われたりと読んでいて私も「もしや?」となました。
ヨエルがリヒトを好きだと認め、リヒトを救う為に戦場に行き聖句を歌うシーンにはヨエルを包む光が頭に浮かびました。

リヒトはヨエルを得てヨエルもリヒトを得る事が出来この先は穏やかに過ごし生きていけると良いなと思います。

が、実はヨエルも気づいて?はいるであろうリヒトの正体に背筋がゾクッとします。
つぎはぎの化け物のリヒト…。

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2024年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あらすじから(なぜか)コメディだと勘違いして読み始めたら、とんでもない、ドラマチックシリアスでした。
身体を武器に生き延びる受があんまり好きじゃないのと、そうなるまでの流れも痛ましくて序盤なかなか読み進められませんでしたが、正体ばれるあたりからぐいぐいきて止まりませんでした。

この作者さんあまり数読んでないのですが、どれもこれも狂気のにじんだ執着愛がたまりませんね。

挿絵は…クリムトっぽい静かなきらきらしさは綺麗なんですが、受の顔がいちいち女くさく怖いのがちょっと…。旧版の絵の方が好きかな…。

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2024年10月08日

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