【感想・ネタバレ】神様の愛したマジシャンのレビュー

あらすじ

まだ名もないマジシャンが、懸命にマジックの練習をしている。マジシャンの投げたシルク・ハットが観客の頭上を飛び、再びマジシャンの手に戻ってくるマジックだ。しかし、シルク・ハットは誤って湖に落ち、沈んでいってしまった。若きマジシャンが嘆き悲しんでいると、金のシルク・ハットと銀のシルク・ハットを持った神様が湖上に現れ、「お前のなくしたシルク・ハットは、金のシルク・ハットか? それとも銀のか?」マジシャンは答えた。「いいえ、僕のなくしたシルク・ハットは、マジック用の黒いシルク・ハットです」

人気マジシャンによる半自伝的青春小説。わたしはいかにしてマジシャンになったか? マジシャン志望者必読!

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Posted by ブクログ

「神様に愛される」とは、どういう人なのだろう。

自らの力の無さを理解し、それでもなお、上を目指すことのできる人。
周囲からの助力に感謝し、また、気配りを忘れない。
あと、少しの運。

そういう人が、「神様に愛された者」なのではないだろうか。

話としては凡庸の域を出ないが、それよりも描写の丁寧さが目立つので読後感は悪くない。

自分も「神様に愛される者」になりたい。

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2022年09月11日

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