【感想・ネタバレ】ＩＳ（８）のレビュー

六花チヨ

オレは、彼が好きだ――。封印したはずの想いが、あふれ出す……。男女両方の器官を持って生まれた、IS（インターセクシャル）の春（ハル）。ココロは男子、なのにカラダは女性化が進行中。自分の“性”をオープンにして、念願の「男子制服」通学許可を得たけれど、それでもクラスから浮いたまま。クラスメイトが恋愛によって“男女の性”へと目覚めてゆくなか、せつなさばかりが深まっていく。そこに、家族問題を経てオトナになった伊吹（いぶき）が急接近して……!?

[ブクログ · ★★★★★]

ハルの成長記録。
サッカーボールを追いかける普通の男の子として成長していく。
一方ではケーキ作りに夢中になる面も…。
自分の力で道を切り開いていく姿が力強く共感出来る作品に仕上がっています。

[ブクログ · ★★★★★]

「生」って素晴らしいものだけれども、もどかしい。
春の生き方は、不器用だけれどもまっすぐで、とても応援したくなりますし、私自身も春に励まされる感じです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

この巻だけなんだかなぁ……。ずっと主人公の傍にいた同級生のひとりが妊娠中絶してしまうのですが、伏線がなく、あまりにも早い展開で、もっと前フリも含めてじっくり書いてあげて欲しかった感じ。他のエピソードが非常に丁寧なだけに、なお。