あらすじ
絵本は「小さい子どもたちの読み物」「情緒を豊かにしたり,知識をつけたりするもの」と思っている人も多いのでは・・・・・・.本書ではそんなイメージを覆す絵本の楽しみ方や味わい方を,「アート」「推し」「10代の悩み」など様々な切り口から紹介します.そうして出会う古今東西の作品を,巻末にリスト化して掲載.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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Posted by ブクログ
小さいころ童話館のぶっくくらぶにお世話になった身としては、中の人がこんな気持ちで本を選んでくれていたのだな、とわかってとてもうれしい。
年齢が上がるにつれて、一度は本を読まなくなった時期もあったけれど、大人になってまたこうして読むようになったのは、あの頃読んでもらった絵本の記憶があるからなのだろうなと思うし、もっと欲張りなことを言えば、10代のころにもう一度絵本と出会い直していれば、もっともっと人生が楽しかったのではないかと思う。
Posted by ブクログ
「絵本」というものに対してのアプローチの仕方を学生向けに噛み砕いて薦めている本。
学生向けだが、大人が読んでもやさしい言葉で書かれているので、あたたかい気持ちで読める。
読む以外にも「飾る」「見つめる」「集める」…普段本を手に取らない人は、こういう点に着目して探すと楽しいかも!と提案してくれる。
絵本って、身近に小さい子がいないと中々手に取りにくいけど、本当は誰にだって門戸は開かれている。
そんな当たり前だけど見落としがちな「絵本」について改めて考えるきっかけになった良書。
手に取るための提案ごとに、筆者おすすめの絵本もいくつかピックアップしている。
その絵本に対する筆者の見解が面白く、個人的には気になる絵本が満載!
ゆっくりと自分が気に入った絵本を読んでいこうと思う。
Posted by ブクログ
中学生に読み聞かせをするための大人に向けて。
じゃなくて!
中学生への絵本のススメ。
順に追って読んでいかないと取りこぼしてしまうけど、中学生という思春期の微妙なお年頃の子達に寄り添ってくれそうな絵本が紹介されている。
でもさ、出だしがまずは飾ってみよう!ジャケ買いもいいね!みたいのが面白い。
確かに絵本を飾るって発想はなかったわ。
表紙が素敵な絵本って沢山あるもんね。
今年たった3回だけど中学生への読み聞かせに行ってさ、あるクラスは食い入るように前のめりで聞いてくれて、またあるクラスは真剣に聞いてくれてね。(それぞれそんな本を選んだんだけど)
でも想像以上に中学生にもまだまだ絵本って力を持っているんだなと思ったんだよね。
来年度も読み聞かせ継続できそうなので、こちらも気合い入れて絵本を沢山読むのです!
Posted by ブクログ
中学生にも絵本を読んで欲しくて!
こういう本を揃えて意識改革を行う計画。
飾るだけでもいいんだよ、とか
心の助けになるよ、とか優しい言葉で書かれていてとても良い1冊でした。
Posted by ブクログ
読むだけではない絵本の楽しみ方や魅力を実例を挙げながら伝える。
表紙の絵を楽しみ、物語の内容に心を通わす。絵本はシンプルな表現だからこそ、人間の持つ根源的な感情を丁寧に表すことができるのかも。
取り上げられる作品が、古めのものばかりなのは仕方ないのかな。
Posted by ブクログ
大人に近づいた中学生向けに絵本をおすすめしている本です。少し大人になったからこそもう一度読んでほしい本、多感な時期だからこそサプリのように読んでほしい本など、紹介の仕方も面白かったです。大人になってから久しい方にも、仕事や家事、育児、そして人生の一休みになる絵本があるというお話も良かったです。
Posted by ブクログ
変なこだわりとか体裁とかもあり、中高時代なんて特に、絵本から距離を置きがちな時期だと思うんだけど、そんなときでもやっぱり絵本は良いよ、っていうこういうガイド、いいですな。絵本じゃなきゃ!っていう押しの部分をもう一歩!とは思ったけど、あまり押しつけがましくてもいかんのかもね。