あらすじ
バイト中に亡くなったナナキはローザ公国へ転生。ローザ公国の王・ルドヴィクスは弱った国力を取り戻すため失ったαの盟約と伴侶のΩを切望していた。なのにルドヴィクスは運命のΩであるナナキを“国のために”口説いてしまい、その心無い態度に幻滅したナナキは王宮を飛び出す。ルドヴィクスに心を閉ざしたナナキは怪我をした子狼フジコと森で暮らすが、王宮の騎士ラティスに助けられたのをきっかけにナナキはラティスに惹かれていく。だが実はラティスはルドヴィクスの仮の姿。ナナキが心配で姿を変えて見守っていたのだ。早く正体を明かさないといけないのに一緒にごはんを食べたりお祭りに行ったり、ラティスとの仲がどんどん深まってしまい――。
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Posted by ブクログ
ローザ公国の王のルドヴィクスは女神の加護が無くなり弱った国を建て直す為に伴侶のΩを願い続けた所にコンビニ店員のナナキが現れた時に発した言葉にはそりゃ傷つくよなって。
その時の対応も説明があれば良かったのにひたすらナナキのルドヴィクスに対する印象と気持ちがマイナスへ向かう一方でナナキが可哀想でした。
ルドヴィクスにはルドヴィクスの思いがあるのは分かるから早く誤解が解けたらいいのにと思ったいたら別人のラティスとしてナナキと出会いナナキがラティスに惹かれてしまうとか悩ましく。
早くラティスは自分がルドヴィクスであると言わないとと思いながらも言えずじまいで。
ナナキが助けた狼の子供、フジコの存在がきっかけでルドヴィクスと再会し少しづつ誤解が解けホッとしたのにラティスの姿のままルドヴィクスとして態度をとってしまいナナキが又もや傷つくのは辛かった。
ナナキが投げやりになってルドヴィクスとつがいたいと言い出した時にルドヴィクスの言葉が胸にグッときました。
国の危機にようやく自分の気持ちを認めつがえルドヴィクスを、国を救う事が出来てホッとしました。
ナナキを転生させた女神が女神らしく?なく笑えてしまいいい仕事してくれたなって。
コミコミの特典ペーパーでのラストでのナナキの言葉がとっても良かったです。