【感想・ネタバレ】BLUE SUMMERのレビュー

渡辺直美

父の暴力に母は逃げ、敦司はひとりでそれに耐え続けていた。が、12歳の時に父が死んだ。それから敦司は大人になり結婚をし、平穏な日々を過ごしていたが、ある日、コンビニ前でたむろっていた男たちに絡まれ、何かが壊れ、仕事も家庭も破壊していってしまいー。
表題作ほか「Savage」「missing」を作品収録。

[G · ★★★☆☆]

３話入り。

全て事件簿みたいなストーリー。
どの話もラストはハッピーエンド…？のようになってはいるけど、でも各話とも主役が事件を起こしてしまい、それが引き金となって今まで幸せと感じていた生活が崩壊してゆく…みたいななんとも切ない感じ。

特に2話目は、若い夫婦が数年前にまだ幼児だった一人娘を突然の病で亡くなってしまうが、夫婦が駆け込んだ病院で当時当直していた医師が診察するが「大丈夫」と。
ところがその後容態急変し、亡くなる。
夫婦はその事が誤診ではないか？と思っていてずっと夫婦の心は闇の中。
そんな時に当時の医師を見つけてしまい、あることを企ててしまう夫婦。

この2話目は感動的でもあったけど、ラストが辛かったです。