あらすじ
その瞳は暁の如く、未知の世界をその手に。(20)
空に七つの異世界が浮かび、文明は砂海に沈んだ。
異世界直下、武装勢力ストランド・フリートの力の法が支配する世界で、その支配に抗い、ドリル潜航艇で刃向かう少女がいた――その名は、砂漠海賊レイメイ。
ある日、レイメイは敵艦隊から強奪した旧文明の遺物の中で、冷凍睡眠していた少年と出会う。百年の眠りから覚めた彼の名は『月兎』――旧文明の忍者だった。
別の時代、相反する道を生き、交わるはずのなかった二つの道。この出会いが、旧文明と異世界をも巻き込む壮絶な戦いの火種になるとは、まだ知る由もない。
「こんなところで死ぬのは許さん。ゲット。おまえをあたしの夫にしてやる」
自由を求める海賊と、忠義の忍が手を結ぶとき、絶望の海に新たな日が昇る――天穿ち、大海を掘り進む世紀末航海譚、ここに抜錨!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
砂に埋もれてしまった世界で砂海を行き来する船が発達した世界。中でも特別な船を持つ主人公が海賊として再起することを目指す話。ロストテクノロジー化している過去文明の遺産で能力を得た人間などもおり、サイバーパンク寄りの印象。艦隊戦よりは、中世的な海賊っぽく他の船に乗り込んで戦う感じのノリ。
テレパス、サイコキネシス、パイロキネシスなど、いわゆる超能力を持つ人物が出てくる。何というか能力自体は8~90年代を感じるのだが、一周回って目新しさを覚えた。謎な武器ギミックを使ってのバトルも好み。
特にテレパスをメッシュ化して集団での連携に使ったり、物理的な接触をすることで対象に見せたいものを見せる使い方はとても面白かった。こういうバトル物はあんまり通ってこなかったかもなと思った。