あらすじ
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チームや組織がより成長するにはどうしたらいいのか? そんな悩みを抱える人は多い。本書は、星野リゾートの星野佳路代表が高く評価し、社員に教科書として渡している『社員の力で最高のチ-ムをつくる 1分間エンパワーメント』をストーリーまんがでわかりやすく解説します。
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Posted by ブクログ
ブランチャード博士のリーダーシップ論。全体のうち3分の1くらいが漫画になり、手軽になっている。実は職場の幹部宛にビジネススクールから届いたものを、コッソリ拝借して読んだ。
まさに私は、エンパワーメントを実践して挫折した経験を持つ。情報を公開してメンバーを信用しようとしたものの、チームの迷いや混乱、自分に対する不満に耐えられず、焦ってしまい、結局、自分中心のワンマンプレイに陥った。完全一方通行型のプロジェクトであり、途中のプロセスも含めて細かく指示を出して、1つ1つのアウトプットに拘りすぎた。自分だけが過重労働となり、疲弊した。
自分自身、ヴィジョンとゴールを正確に把握出来ていなかったのだろう。だから、どうでも良い物事に固執し、メンバーのやる気と心理的安全性を削いでしまったのだと思う。
そして、チーム全員で考え意思決定をするためには、「人を動かすためのルールではなく、各メンバーが考え始めるためのルール」が必要。具体的には「メンバーが自由に動ける境界線を作ること」らしい。ルールと一言でいうと、人を縛る制約に聞こえるが、チームとして前に進むために不可欠の要素である。
社会人人生は、どの人にとっても長いリーダーシップジャーニーなのだろう。マネジメントの失敗は決して「自分が忙しかった」のが理由ではない。これではいつになっても成長しない。こうして体型的に学び、自分の行動を顧みる必要がある。ときどき原点に帰るための1冊だと思う。