あらすじ
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日本・満州・朝鮮にかつてあった43の傑作近代建築がいま甦る
レトロでゴージャスなオフィスビル○大正モダンな住宅○懐かしい商店○趣ある学校と病院○奇抜な宗教建築○華やかなデパートとホテル、劇場○国家の威信をかけて建てられた官公庁者と公共建築
かつて日本には、異国情緒あふれる多くのレトロ建築が存在しました。それは、海外の真似から始まり、やがて日本独自の伝統とも融合していく、日本の近代化の足跡でもあります。
その独自のデザインと空間は、訪れる者をファンタジックな異世界へいざなってくれたものです。しかし、そんな唯一無二の建物も年を追うごとに失われ、もう二度と見ることができなくなったものも少なくありません。
本書は、そんなレトロ建築を20余年に渡り撮り続けた写真家・伊藤隆之氏の膨大なアーカイブの中から、すでに失われた貴重な写真を厳選し、43の失われたレトロ建築を追体験できる一冊になっています。
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Posted by ブクログ
今は亡き近代建築の数々から、主に日本国内の
様々なジャンルの43棟を選び、カラー写真で紹介し、解説。
・はじめに
第1章 オフィスビル 第2章 邸宅・集合住宅・商店
第3章 学校・病院・宗教施設 第4章 劇場・ホテル・デパート
第5章 公共施設・官公庁舎
建築用語の基礎知識①~⑤
・保存される名作建築、消えゆく名作建築
丸ノ内ビルヂング、ダイビル本館、正田邸、阿房宮、
同潤会アパートメント、朝倉小学校、聖路加国際病院、
日本基督教団福島教会、歌舞伎座、九段会館、白雲楼ホテル、
そごう百貨店本館、東京中央郵便局、内務省庁舎、
朝鮮総督府本庁舎、様々な看板建築など、
素晴らしい景観や当時の素晴らしい技術による装飾の内観。
その多くが現在では現存していないということ。
失われてしまった理由は、老朽化、耐久年数、地震での被災、
相続税対策の売却、放置からの取り壊し、経営破綻の管理物件。
韓国には歴史の負の遺産としての解体もある。
しかし、これらはほんの一部。
全国ではもっと多くの近代建築が失われているはず。
特に阪神・淡路大震災や東日本大震災での被災は多いだろう。
また、保存活動が行われても、結局は解体された建築物もあるが、
その一方で、建物内に一部が残されたり、再現される場合もある。
都内にあった看板建築は、江戸東京たてもの園に移築された
ものがあるそうな。かつての神保町近辺に並んだ建物群に
想いを馳せながら、眺めに行ってみようかな。