【感想・ネタバレ】獄中日記 塀の中に落ちた法務大臣の1160日のレビュー

あらすじ

元法務大臣 河井克行 出所後初の書籍
全てを失った元政治家は、なぜ獄中で希望を見失わなかったのか
涙なくしては読めない魂の記録!

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Posted by ブクログ

# 表現が豊かで、こんな文章を書きたいと思わせてくれる一冊

## 面白かったところ

* 同じ日本人の語彙力とは思えないほど、表現が豊かで、言い回しが巧みで、引き込まれる文章だった
* いざというときに権力を振り翳されても、自分の正義を持って立ち向かうことの重要性を再認識した

## 微妙だったところ

* 特にないが、まあ、政治色は強かった

## 感想

全体的に日記というテイストだが、誰かに当てた文章にも思えた。
ずーっと奥様のことを愛されていることも伝わったし、故人である、元安倍首相を想う政治家の一人であることがよくわかった。

現場を本当の意味で知らなかったリーダーが、隅々まで現場を体験することになった、異世界転生物語のようで面白かった。

時代とともに残された受刑者との向き合い方の価値観や、法相だったからこそ見える今後の展望などの視点はかなり読み応えがあった。

安倍総理が何を目指した政治家で、河井さんがやっていた政治活動の本旨も勉強になった。

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

そこまで言っていいんかい
というテレビに出演されてるの見て読みました。
先に奥さんの
次にご主人の

私はカトリックの信者ですけど
河井克行さんもそうだったんですね。
へえー!
現職の時は 運転手さんや秘書を怒鳴り 次々とやめ
お父さんやアンリさんが運転してたと
書いてありました。
がまんの効かない男ですねえ!
うちの亭主みたいです。
ただ すぐ怒鳴るやつは 気が小さい

良かったところは 一緒に政治活動をやったり
松下政経塾でいっしょだったり(だぶってるかもしれませんが) 友だちが見捨てなかったこと

怒鳴ってばかりのアホな亭主をあんりさんが
見捨てなかったこと

こんな男 娘が嫁いでたら わかれろ!
というところですが。

拘置所や刑務所に入ってからは いい人ですね。

安倍総理の下で外国を飛び回って働いてたんだから 英語はできる。交渉力はある。
人の懐に とびこんでいけて 友情を築ける

外面と内面があるなら 拘置所に入って 外面だけに
なれたことが 良かったのかな?
自分より弱い人がいないから 当たれない。

獄中日記を書かせてくれた花田編集長は 偉い人です。河井さんも 人に好かれるところは いっぱいあったんでしょう。

アンリさんが
刑務所から帰ってきて 克行さんは人間になりました。
と言ってましたね。
周りの人を大事にして生きていってください。
アンリさん よく見捨てなかったものです。

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2025年09月29日

Posted by ブクログ

無礼な検察により拘束され、刑務所行きとなった河井元法務大臣。
3年に及ぶ獄中日記。

自身政治家時代には受刑者の環境をよくするための運動をしていたが、
身をもって実態を知ることになる。
これを関係者に訴えたことで改善されたものもあるようで。
熱さ、寒さ、閲覧できる本の古さ、、、
確かに更生を目的とするなら、本は新しい方がいい。

ここまでの記述は頷けるものがあったが、鼻につくものがあった。

まずは妻案里さんへのおのろけ。まあこれは仕方ない。

おいおいと思ったのは安倍さんへの賛辞。崇拝。
私も首相になる前の安倍さんの志は良しと思っていたのだが、
二度目の首相になってからの立ち居振る舞いに辟易してしまった次第。
外交面では確かに顔は広かったろうが、長期政権故の部分も多分にあろう。
あれだけすり寄っていたプーチンからは何も得られなかったし、、、
だが著者はべた褒め。

。。謎が解けた。この獄中日記、月間HANADAに連載されていたんだ。
読んだことのない雑誌ではあり伝聞で恐縮だが、
本来の右翼、保守とは違うものを形成しているのでは、と思っている。

まあその辺を割り引いても、刑務所の中を面白おかしく描いているのは、
読ませてもらえた。

ほんと、更生の場になるといい。


第一章 受刑者になった日
私は、受刑者になった
父への詫び状
全て失っても残るもの
塀の中の「学問のすゝめ」

第二章 安倍総理を悼む
朝の来ない夜はない
二十一世紀のビスマルク
第二の人生に幸あれ

第三章 刑務所の世界
受刑者たちの声なき声
いまの刑務所に必要なもの
囚人たちの就活事情
刑務所の正月
塀の中のコロナ体験記
松本零士先生に教わったこと

第四章 独房読書
父から母へのラブレター
アクリル板越しの結婚記念日
動きだした〝受刑者脳〟
思いがけぬ〝帰郷〟
検察と裁判所の闇

第五章 再出発
支えになっている妻の言葉
刑務所よりつらかった拘置所生活
人生は、まだ間に合う
妻からの「おかえりなさい」

あとがき

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2025年04月04日

Posted by ブクログ

連載物を纏めた物なので内容の重複やばらつきがあります。当時は報道などで、極悪人かと思っていましたが、今思えばマスコミが一斉に叩き出すのには裏があるのだなと。本書で安倍さんの懐刀とは知り、外交面で活躍していたと知りました。公民権復活したら、

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2025年01月02日

Posted by ブクログ

自己弁護が過ぎるという批判もある、河井克行氏。
この本を読んで、政治に足を突っ込んでいる人間として考えさせられることがふんだんにあった。
そこだけでも、政治を志す人にこそ、読んでほしい。

選挙に勝つことが目的で、日々の活動を行う政治家が世の中にあふれる中で、
どうしてそのことが、間違っているの、それを様々な面から考えさせられる。

検察という国家権力の強引さも考えさせられる作品。

今後、河井克行氏と、妻あんり氏の活躍を祈念したい。

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2025年01月02日

Posted by ブクログ

改革したいと思って頑張って取り組もうとしていた大臣でさえ、問題がたどりつかない
公平に人が裁かれない日本の制度を、唯一の体験者として正してほしい

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2025年01月12日

Posted by ブクログ

メディアで報道される河井さんは偉そうで不機嫌で嫌だったけど、巻末の写真は憑き物が取れたかのような穏やかな顔をしている。
刑務所生活のおかげか、はたまたメディアに誘導された印象だったのか。
読後も、本当のところはどうなんだろうという疑念が残った。
この本が真心なら、以前よりよい政治家になるのではないかと思う。

河井さんよりも、俄然奥さんのあんりさんに興味が出てきた。

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

検察への抗議、事件に対する絶望と言い訳(言い分?)、妻への懺悔、安倍元総理への賛美、書籍の紹介、受刑者としての実体験と提案。元法務大臣が因果な事だねえ。とりあえず奥さんと仲良く生きていってくださいな…

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2024年10月28日

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