あらすじ
【電子限定!描き下ろしマンガを収録】
思春期にα・β・Ωの第二性に「分化」する世界。
高校生の優は文武両道の優等生で、αになると強く信じて生きてきた。
そんな優をやさしく見守ってきたのは、同じくαになるであろう幼馴染の明宙。
どんなに大切に想ってもα同士、結ばれることはないはずだった。
しかしある日から、優の身体に異変が起きる。
奥が疼くような熱と、明宙にだけわかる甘く芳しい匂い──……。
優の身体は、Ωになろうとしていた。
「俺は、αにならなきゃいけないのに」
変わりゆく身体と、変われない心に苦しむ優。
そんな優とは裏腹に、明宙は優と番になれる可能性に密かに胸を高鳴らせてしまう。
恋と友情の狭間で揺れ動きながら、
明宙は熱を持て余す優を慰めるために触れるようになり…………
激重感情を秘めた幼馴染×気高く美しい優等生のオメガバース
◆◇◆単行本カバー・カバー下イラストを収録◆◇◆
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
【運命じゃなくても優のことが好きだよ(明宙)】
エロス度★★★
おやおや、まだバース性が定まらない未分化の青い果実が紡ぐ繊細なアオハルな恋が素晴らしいですね。
αになると強く信じて生きてきた優の体に起こる異変。
焦り・戸惑いに支配される優とは反対にもし彼がΩになったら番になれる可能性があることに胸を高鳴らせる明宙。
ずっと一緒に生きてきた特別な幼馴染みの間でバース性が絡んだことによって友情と恋情が不安定に揺れる天秤のようにどちらに傾くのか分からないのがたまらなかったです。
気高く生きる高嶺の花・優の全てを受け入れる明宙の激重な愛に感無量です。