あらすじ
「高校野球の常識を覆す!」を合言葉に、慶應高校野球部は107年ぶりに全国制覇を成し遂げた。彼らの「常識を覆す」チーム作りとは、どんなものなのか? なぜ選手たちは「自ら考えて動く」ことができるのか? 選手、OB、ライバル校の監督等、関係者に徹底取材。見えてきたのは、1世紀前に遡る「エンジョイ・ベースボール」の系譜と、歴代チームの蹉跌、そして、森林監督の「まかせて伸ばす」革新的指導法だった。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
想定通り、素晴らしい内容でした。
もちろん「慶應」というブランド、
それを築いてきた伝統のチカラはあると思います。
ほかの組織でそう簡単に真似できるものではない。
でも、すごく納得できることばかりでした。
仙台育英の須江監督(この人の本も名著)なら、
どのように考えているのかな?と思っていたら、
最後に出てきました笑
そのへんの構成?演出?もニクイですね。
Posted by ブクログ
慶應だからできる は思考停止
自分のチームにも使えるエッセンスを取り入れる
監督から指示がある前に状況を見てアップをするベンチの選手の主体性が素晴らしい 仕事でも大事なこと
Posted by ブクログ
出会えて良かった本。
部活動の指導ばかりではなく、
教育全体、
子育ての
新しい指南書になるでしょう。
泣きながら新書を読んだのは初めてです。
Posted by ブクログ
慶応高校野球部の夏全国制覇は、現在の日本を象徴するような出来事だったんじゃないかと思う。
日焼け止めを塗ったサラサラヘアの高校球児たちが全国大会の決勝の舞台で躍動する姿は、本当に痛快だった。
野球ってどうしても軍隊みたいなイメージが拭えない。監督の専制。理不尽な上下関係、「伝統」を盾にした意味のない奇習、悪習。長時間の練習。坊主頭。暴力、陰湿ないじめ。
いわゆる「高校野球」とか「甲子園」って、一昔前の日本そのものだ。
これからは誰かが言ったことをを愚直にこなすのではなく、自分で考えて行動することが大事な時代になる。
思考停止で権力者の言うことに従う人間なんてAIの劣化版でしかない。
最近ほんとに世の中が良い意味で変わってきているなと感じる。
広陵高校の件然り、従来の悪しきシステムが令和の時代には通用しないことがいろいろな業界で証明されはじめている。
私も同調圧力や他人の指示に頭ごなしに従うことなく、自らの頭脳を使って1度しかない人生を生きていく。