【感想・ネタバレ】ステイ! ぼくとシェパードの5カ月の戦いのレビュー

あらすじ

両親を亡くして伯母夫婦に引き取られた善治のもとに、犬の訓練士の従兄から連絡が入る。実家で元警察犬を預かってくれ、と。その犬アレックスは靭帯を怪我して、救助活動ができなくなったそうなのだが、普通に歩けている。この引退には何が隠されているのか?

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Posted by ブクログ

犬と人間 言葉は通じないけれど、心は通じ合えるんですね。
愛犬家の3人が犬と共に人として成長していく過程が細やかに書かれていて、ほのぼのとした気持ちで読み終わりました。
責任を持つことの大切さも伝わってきました。

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2024年09月05日

Posted by ブクログ

両親を亡くして優しい叔母夫婦に引き取られたものの、どこか孤独感を感じていた少年が、元警察犬シェパードに出会う青春物語。散歩中に出会う人たちが彼の成長につながっていく。

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2025年06月19日

Posted by ブクログ

犬はよく人を見てる。
アレックスを通して、さまざま犬と出会えた善治。人もまた犬をよく見ることで、そこにいる人たちの思いを知ることができるんだね。

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2024年08月18日

Posted by ブクログ

幼い頃に両親を亡くした善治は、伯母の家に引き取られ、伯父と従兄の大我と暮らしていた。優しい伯母たちだが、善治は迷惑をかけてはいけないと、ずっと思っている。大我は犬の訓練士になり家を出ているのだが、善治が大学生になると、元警察犬のアレックスをしばらく預かってほしいと家に連れて来る。実は犬が苦手な善治なのだが、犬好きの伯母たちに気を使って、一緒に犬の世話をすることになるの…。

それぞれに訳アリの犬たちと飼い主たちが登場する。そして、犬と人間が抱えている様々な困難な気持ちが、少しづつほぐれていく。
犬好きの人だけでなく、犬が苦手な人にもお薦めかもしれない。

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2025年08月20日

Posted by ブクログ

おもしろかった。
最終章「シェパードの前足」のラストで、ニンマリ笑顔になりました。

両親を亡くし、伯父夫婦に引き取られた善治。犬訓練士の義兄からのお願いで苦手な犬を預かることになり…。

善治とジャーマンシェパード・アレックスの毎日が微笑ましい。
お互いが相手を警戒しながら一緒にいる人間と犬。一人と一匹の間の、ピリッとした緊張感が何とも笑いを誘う。
アレックス、頭いいなぁ。可愛いなぁ。

散歩で出会った犬好きな二人とともに繰り広げられるストーリー。
「確かめるのが怖い」
「声をあげるのが怖い」
でも、視点を変えて眺めてみると、全然違う世界が広がってたりする。
対話って大事。

そこにいるだけで空気を和らげて、人と人を繋いでくれる動物の存在って本当に大きい。
主人公の長年のわだかまりや葛藤を、アレックスがいつの間にかゆるめてくれてる。
犬って、静かに寄り添ってくれますよね。

読み終えてから、副題「ぼくとシェパードの5ヶ月の戦い」を見て思わずニヤリ。
読んでる間中、犬を愛でたくて愛でたくて仕方ありませんでした。

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

子供の時に両親を亡くし伯母家族で育てられた善治は、伯母家族に対して溶け込めない卑屈さをもって育っていった家に元警察犬のアレックスがやってきた。
善治の過度な被害者意識が鼻につくのだが、シェパードのアレックスの佇まいは好感を持って読み進められた。
しかしこれほど善治を幼く描かなくても良かったんじゃないかなぁ、と思う。

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2024年08月12日

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