あらすじ
魔の者から逃れる方法は、猫又と恋人契約を結ぶこと―― 京都を舞台に運命の《縁》を描いた、怪異恋愛譚! 【あらすじ】大学生の紫苑は、ある夜、謎の黒い影に襲われてしまう。逃げ惑う彼女が出会ったのは、妖怪達の行列を率いる猫又の雅。雅によれば、紫苑の一家は、付喪神と化した「落とし物」を持ち主へと返す「付喪神返還人」を家業としており、その役目が果たせないと付喪神が暴れ出してしまうらしい。助けを求める紫苑に雅は、「それなら俺の恋人にならへんか」と誘い……。 文庫書き下ろし。
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Posted by ブクログ
なんと可愛いらしい。
京都に妖ときたら買わないわけにはいかないと思い購入。
大好きな系統の話で大満足。
京都の街、可愛い鞍馬天狗に猫又。
紫苑もとても良い子で良かった。
雅の探してる人はすぐにわかるけど、まぁそれも良い。
Posted by ブクログ
全体的には面白かったんだけど、少し読みにくいかんじがした。
あと、探してた料理人が「いろいろ苦労した」と聞いて初っ端で「産地偽装とか?」と出てくるのはどうなの??普通に失礼でびっくりした。
Posted by ブクログ
Tさんのおすすめ。
幼いころから不思議なものが見えていた紫苑は、
育ててくれた祖母が介護で家を離れ一人暮らしをしていたが、
家の前で「落とし物」を拾う。
その節分の日の夜、紫苑は怪しいものに追われてしまい、
百鬼夜行の長、猫又の雅に助けられる。
怪しいものは、持ち主に返してもらえない「落とし物」であり、
自分が「付喪神返還人」、付喪神となってしまった落とし物を
持ち主に戻す役割を追っていることを知る。
落とし物を返す助けを得るために、
百鬼夜行の長は一年間の恋人となる契約を申し出てくる…。
ちょっと盛り込みすぎ。
というか、落とし物を返していくお話に、
百鬼夜行の長の過去の話が絡んで来るのはまあ常道としても、
次々、六条御息所とか鞍馬天狗とか、ゑびすさんとかじゃんじゃん登場していて、
展開が早すぎ。
紫苑が実は吉祥天で、雅の探し人だった結論までもっていくためには、
仕方ないか。