あらすじ
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日本の幽霊・妖怪・怪異を貴重な浮世絵で紹介!!
お岩・お菊といった幽霊から、平氏や源氏を襲った怨霊。酒呑童子・九尾の狐などの妖怪など日本の怪異を紹介します。また掲載図版は葛飾北斎・歌川広重・歌川国芳・月岡芳年などが描いた貴重な浮世絵。恐ろしく、美しい浮世絵で怪異の世界を堪能できる1冊です。
著者:中右 瑛
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Posted by ブクログ
浮世絵に描かれた日本のおばけたち。
説明文には英訳も載っています。
四谷怪談や番町皿屋敷などの怪談、源頼光たちや源為朝など豪傑、そして酒吞童子や九尾の狐など伝説のお化けたちなどが紹介されます。
怖いなりにユーモラスだったり愛嬌がある浮世絵もあれば、血みどろだったり恨みを感じたりで本当に怖いよ!という浮世絵も。
浮世絵全体のバランスや色って大胆で印象的ですね。雪がドクロの形をしていたり、見上げるような大きなお化けと戦う人間、海に現れた巨大な鰐(鮫?)など、構図も面白いです。
そして「平将門の遺児の良門、竜田姫」「木曽義仲の遺児大日丸」「大友宗麟の遺児若菜姫」などの言い伝えもあるんですね。無念で死んだ人物には伝説が作られるんですね。(キリシタンで自然死の大友宗麟はなぜだろう?)