【感想・ネタバレ】真鍋博 本の本のレビュー

あらすじ

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1冊の本が未来を変えると信じた時代

イラストレーター・エッセイストとして活躍した真鍋博。 星新一や筒井康隆らの小説をはじめとする書籍装幀から雑誌の表紙まで、 974点をアーカイブします。 作家・担当編集者による貴重な証言も掲載。 2022年に生誕90周年を迎えた真鍋博の、 いつまでも古びることがない、 独創的なイラストレーションとデザインの世界を堪能できる1冊です。
寄稿:筒井康隆、豊田有恒、最果タヒ、榎本俊二(掲載順・敬称略)

編著:五味俊晶
プロフィール:島根県立美術館学芸員。1986年東京都生まれ。長崎歴史文化博物館、愛媛県美術館を経て現職。編著に『栗原玉葉』(長崎文献社、2018)など。

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Posted by ブクログ

先月、クリスティのミス・マープルDVD (BOX 1・2)を全作観てしまい、高校生の時に読んでいた真鍋博さんの装丁のクリスティの文庫本が恋しくなりました。
この本には、早川書房ハヤカワ・ミステリ文庫のアガサ・クリスティー作品の88の装丁画や、シャーロック・ホームズシリーズ、エラリー・クイーンシリーズ、ヴァン・ダイン作品、H・G・ウェルズ作品などの書籍をはじめ、教科書や雑誌、業界誌などのイラストまで974点が収録されています。
中でも書籍のカバーデザインは懐かしさや古書店で見かけて惹かれたデザインなど多数あり、ワクワクが止まりませんでした。(笑)

【第一章 書籍 第一部】より。
「画家を志していた真鍋博は、1960年9月に彌生書房より刊行された『レベルセブン』での成功を契機にブックデザインの世界へと本格的に身を投じていくことになる。本書では、その膨大な仕事を出版社ごとに整理し、紹介していく。ー」と続きます。

「全仕事を一冊に集約することはできない」ともありますが、ページ数467頁、オールカラーで図鑑のような仕様に惚れ惚れします。
巡って、眺めて、ずしりと重い(笑)、愉しい一冊です。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

読みやすさ ★★★★★
面白さ ★★★★★
ためになった度 ★★★

真鍋博が60年代から80年代にかけて、すばらしいブックデザインを次々と生み出していった記録。そのすばらしいセンスと圧倒的な仕事量を前に、ただただ感嘆した。この本自体の装丁も実に素敵だ。

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2023年08月12日

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