あらすじ
大学に進学した光浩が出会ったのは、
ミステリアスな先輩・宙だった。
宙はその独特な雰囲気から、大学内で吸血鬼だと噂されている。
友好的だけど、誰にも踏み込ませない。
その笑顔はどこか寂しげで…
宙と接するうちにどんどん惹かれていく光浩。
気持ちが高まった光浩から漂う香りに
宙は衝動が抑えられなくなり─…?
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感情タグBEST3
作者買いです
え?終わりですか?ってぐらいあっけない。
もう少し続いてほしかったな。 ラストの駆け足感も半端ないし・・・
友達とか過去とかもう少し絡めてほしかったな。( ´△`)
メインは受けのコ
内気で気にしいで、見た目のこともあって周囲に溶け込めないと思っている受けのみっちーの挙動がいちいち可愛くてツボでした。俯いているのも、バッグの紐をぎゅっと握っているのも、眉毛がハの字になるのも、赤面する(感情が表情に出やすい)のも可愛かったです。
訳アリ吸血鬼(?)✕おいしい血(?)を持つ人間が出会うお話ですが、お互い寂しさを抱える者同士、一度近付けば惹かれ合うスピードもはやく、少々お転婆(そそっかしい?)ところのある受けに引っ張られるようにストーリーが進むので特殊な設定ではあるものの読みやすいです。
所々に幼少期のお話など断片が散らばっていて、敢えてそこを掘り下げていないんだと思うのですが「実は……」な要素もあるのでもっと深く読みたかったです。
あと、結局寿命が異なることから攻めの寂しさを拭うことはできるのか、そこまで描かれていなかったけど攻めの根幹にあることだと思うので気になりました。
最後、お付き合い後の二人は周囲が驚くほどの仲良し加減は幸せたっぷりで良かったです!
色々と一巻では物足りなく感じちゃいました。どちらかと言うと、おいしい血(?)をもつ受けがメインのお話なので重たい空気ではなく、コミカルで明るい雰囲気なのでとっても読みやすい吸血鬼モノだと思います。