あらすじ
ルイ・ヴィトンのパリ本社に17年間勤務しPRのトップをつとめた「もっともパリジェンヌな日本人」が、どうすれば自分なりの生き方を貫くことが出来るのかを提案する本。
「取っつきにくいのになんだか憎めない、ボサボサ髪なのに妙にかっこいい」。「一切取り繕わず、「すっぴん=ありのままの自分」をさらけ出し、人生イロイロあっても肩で風を切って生きている」。これが本物のパリジェンヌだと、著者は言います。ですから、これまで世の中に出回ってきた「お洒落なフランス人」の本に比べると、かなり異質かもしれません。
本書でいう「パリジェンヌ」とは感性であり、態度であり、著者のようにフランス人ではない人、パリに生まれ育っていない人、更に言ってしまえばパリに住んでいない人でさえ共感することができる、ある種の生き方のことです。つまり、誰でもパリジェンヌらしく生きることができるのです。パリジェンヌのように「すっぴん=ありのままの自分」を受け入れ、さらけ出すだけで気持ちが吹っ切れ、世間の目が気にならなくなるのです。
ちょっと窮屈な思いを抱えて生きている人。自分は自分でいいのだと割り切り、もっとラクに生きたいと思っている人。本書はそんな人のための本です。読み物として面白いだけではなく、日々の生活で簡単に実践することのできる「自分なりの生き方を貫くコツ」にあふれている、実用的な本です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分の中に言葉が沁み込んでくる、お守りのような一冊でした。無意識のうちに「こうあらねば」という固定観念にとらわれ、気を張っている自分に気付かされました。まずは自分が楽しむこと、という言葉がとても好きです。
Posted by ブクログ
思春期のころからパリジェンヌに憧れていましたが、こちらは忖度ナシのリアルパリジェンヌについて書かれていていい意味で幻想を打ち砕いてくれます。フワフワしておらず地に足がついた素晴らしいエッセイです。
著者の文章が巧く、読ませます。
単純に読み物としてかなりおもしろいのでパリジェンヌや異文化に興味がある人にもおすすめ。
すっぴんで出社する勇気はないけど、ひたすら自我に正直でマイペース、かつ頑固すぎるパリジェンヌに興味が尽きません。
読んでいて励まされました。また読み返します。
Posted by ブクログ
自分らしくいようと決心させてくれる本。
家庭や仕事を優先するのが美徳とされがちな日本ですが、この本のパリジェンヌたちはそれを全て覆す生き方をしている。
もっと自分を優先させていいんだ。
もっと楽していいんだ。
そのように思わせてくれる本です。
背筋が正されました!
ダイヤモンドオンラインの記事からこの本を知り早速購入、即読み終わりました!ストーリー性もあり読みやすく面白かったです。よく海外経験者の方の本や記事を読むと「日本人もこう考えるべき!」という内容の物が多いですが、こちらの本では日本人である事や文化的な良さも書いてあり、読みながら心地良さを感じました。素の自分を見せる、素の自分を好きになる事に自信のなかった私には読んだ後に心がスッキリとしました。できる事から1つずつ実生活に移したいと思います。
Posted by ブクログ
パリジェンヌ本はいくつか読んでいるけれど、これはなんかストンと心に届いた感じ。なぜか「プラダを着た悪魔」を思い出した。今の日本社会だといきなり全てを実践は難しいけれど、自分の感情特に好きとか心地よさの優先順位は間違えてはいけないと思った。
Posted by ブクログ
カテゴリーに分けると美容と自己啓発の間くらい?
Emily in Parisのシルヴィーみたいなパリジェンヌがたくさん出てきて、読んでいてワクワクするしおもしろかった。著者の語り口も軽やかで、自分の不満や不安について赤裸々に綴っているから、職歴的にはバリキャリなのに嫌味がなくて読みやすかった
Posted by ブクログ
もともとフランスへの憧れがあるが、本書を読んでよりパリジェンヌへの憧れが強くなった。
頭では自分の意見、生活を大切にして過ごしたい、と思っているもののなかなか実践が難しいと感じている。自分の好きなことと嫌なこと、出来ることと出来ないこと、やりたいこととやりたくないことなど、自己理解を深めていくことで自分を大切にする一歩が踏み出せると思う。パリジェンヌのように、どんなに忙しくても自分に向き合う時間をきちんと持つことから始めてみたい。
Posted by ブクログ
自然体の自分を大切に。
分かっちゃいるけどこれがなかなか難しい。
そのコツは、割り切ること、開き直ること。
すっと肩の力を抜いてくれるような一冊でした。
パリとのカルチャーの違いを知れるのも面白かったです。
Posted by ブクログ
面白かった!
きちんとすっぴんの自分と向き合う時間をとること、用途に合わせてミネラルウォーターを使い分けることなどの美容ネタ。
美容ネタだけでなく、筆者がパリジェンヌのように子育てを外注はしたものの、シッターさんの仕事ぶりが気になるあまり細かい指示を出したら、それはマイクロマネジメントで相手にストレスを与えるとパリジェンヌから指摘されたことなど、経験に基づくエピソードも。
子どもの子育てに関わる人をまとめてアペロに招待して、「巻き込み子育て」を実践しているバイセクシャルカップルの話なども参考になりました。
注目すべきは筆者のプロフィール!長くてもはや読み物です。
Posted by ブクログ
日常に落とし込めるような内容が多く、私でもできそう〜と感じた。他の人の目を気にせずに生きていけるように、自分が1番心地よく生きれるように少し意識していこうと思った
Posted by ブクログ
一言で言うと、
自分らしく生きよう!ちょっぴり心が楽になる本
パリジェンヌの生活様式について書かれた本です
パリの女性たちは自分のスタイルがあって、そのスタイルも他の人たちと同じことをするのを嫌がるそうです
他の人と同じウェディングドレスを着て結婚式をしたくないから、むしろ結婚をしない人も多いそうです
自分のやりたいように生きるのは素敵ですね!
自分を大切にするということが大事だと思います
日本でそんなふうに暮らすのは難しいだろうけど、とても新鮮に感じました
文化の違いもあるけれど、心を楽にするために取り入れられるところは取り入れたいです
人生一度しかないのだから!
Posted by ブクログ
経歴をちらっと見るだけでまさにエリート‼︎といった感じの著者が広報の経験を生かしてルイ・ヴィトンに入社し、個性の強いパリジェンヌ達に揉まれながらありのままの自分を愛せるようになるまでのお話です。
読むとわかりますがなんとなくプラダを着た悪魔みがあります(笑)
高級ブランドなんでみんなお化粧ばっちりお洋服もばっちりスタイルばっちりな方ばっかり働いてるのかと思いきや、すっぴんの人がほとんどらしくてびっくり。
スキンケアはすごく気をつけてるみたいなのでお肌は綺麗なんでしょうけどね。
フランスだと誰かの真似やみんなと同じというのは1番軽蔑されるらしいので気質的に日本人と真逆ですよね。
出会いはいつでもどこでも転がってる、アンテナを張ってないだけって言葉がいいなと思いました。
私もありのままの自分を愛するために1日1回自分を褒めるところから始めようと思います!
心が軽くなったように感じました
自分の求める女性像を見つめていけば、他の人の事など気にならなくなる。何かと協調性をと、求められる日本社会において、こんな自由な考えでいいのだ!と新鮮な気持ちになれました!
Posted by ブクログ
良かったです。
昔、女性起業家のエリカさんの著書を読んで、新たな視点や考え方に刺激を受けたのですが、こちらもそれに通じるものがありました。
『自分はどうしたいのか、どうしたくないのか』
自分らしくありのまま生きるパリジェンヌたちのように、何が自分にとって大事で本当にしたいことなのかを見つめ、ありのままの自然体で過ごせたら素敵だなと思いました。
日本には同調圧力や「こうあるべき」という昔からの価値観がある。
「~だから」に翻弄され、仕事でも家事育児でも自分を蔑ろにして頑張りすぎてしまう人が多いし、自分を優先すると罪悪感と後ろめたさがついてきてしまうことも。
日本との考え方の違いに驚きながら、なんて合理的で健やかなんだろうって思いました。
心身ともに健やかに、自然体の自分、楽しい気持ちでいられるために何かを選び、時間を使う。
心に留めておきたい言葉もたくさんありました。
読みやすく、日本では一般的じゃないパリジェンヌの考え方や生活スタイルが新鮮。
本作で綴られているパリジェンヌの姿はとても軽やかで、活き活きとしていて楽しそう!
著者が勤務されていたフランスのルイ・ヴィトン社での体験と共に綴られているので、体験談として楽しみながらも読めました。
Posted by ブクログ
いくつになっても自分らしくいること、自分軸で生きるコツを教えてくれる本。内からの美にこだわってミネラルウォーターを飲み分けてるパリジェンヌにびっくりした。
Posted by ブクログ
日本と逆のフランス。
エピソードがどれも新鮮で面白かった。
以下抜粋。
自分なりの生き方を貫く方法
1.本当にその必要があるのか、の質問し周りに合わせるのはやめる。
2.どう思われてもいい!と自分に喝を入れる。自分の意思を尊重する。
3.容姿に拘らず自分という原石を磨く。魅力を見つけ出す。
4.毎日必ず一回自分を褒める
5.世間はずれなことを敢えてやる
6.それっておかしくない?を言語化する
7.心を空っぽにする。意識して人間らしい休暇を1週間以上取り入れる。
Posted by ブクログ
やっぱりパリジェンヌが好きで、憧れがあって。どんなところに憧れるのか考えてみると、「自分」をしっかりもっているところ。そして言いたいことは言い、とことん話し合うところ。
今の自分に足りないところは、
・相手の言い分をまずは聞き入れ、自分の意見を言う
・人の助けを待たずに自分でなんとかする
・子育てを通して自分も成長しているかどうかに目を向ける
そうして自分の感性を磨いていきたいと思いました。