あらすじ
王太子妃付きの侍女マリーベルは、実は前国王の隠し子。それだけでなく、彼女は現在、王太子が持つとされている『神の恩寵』の真の所持者という大きすぎる秘密を持っていた。バレる前に退職したいと思っていたのに、ある日『神の恩寵』の力が発動した場面を、よりにもよって王太子の右腕である小大公アルフォンに目撃されて絶体絶命!……かと思いきや、なんと彼はマリーベルの秘密を守るために協力してくれるという。そのために偽の恋人同士を演じることになった2人の芝居に、まんまとだまされた自称・転生者の王太子妃からの盛大な応援も入って、事態は思わぬ方向に!?
※こちらの作品は通常版とサイン版がございます。本編の内容は同一ですので重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
リリアンの自己中なキャラがどうにも好きになれずに最初辟易していたのだが、後半になるとそれ以上に厄介なキャラが出てきて彼女のキャラが気にならなくなるという。
何なら攫われたマリーベル救出の立役者でもあったので評価が上がった。
逆に下がったのはリリアンの相手ライアン……余計なことしおってからに。
あと某ヤンデレキャラが怖い。
一方でヒーローのアルフォン。
彼のキャラの崩壊っぷりというか、最初はあんなにツンツンしていたのに、後半以降のマリーベルに対する溺愛の加速が凄まじくて驚きました。
何で彼女にそこまで惚れ込んだんだと不思議に思ったが……まあ幸せそうだからよし、かな。
それにしても、王宮にいるだけで「神の恩寵」の力が発動するという地雷だらけの生活を強いられてしまったマリーベルの苦労が偲ばれる……地雷多すぎるんだよ。
隠し切れるものではないと思っていたら、最後の最後でちゃんと王族間で話はまとまったので本当によかった。
まともな生活できないレベルだったから、本当に気の毒だった。
国にとっては恩寵でも、本人にとってみればありがた迷惑な能力だったので。