【感想・ネタバレ】視えるのに祓えない~九条尚久の心霊調査ファイル~のレビュー

あらすじ

「捨てるなら、私にくれませんか」。母親の死、恋人の裏切り――絶望に打ちひしがれた黒島光は、死に場所として選んだ廃墟ビルで、美しい男に声を掛けられた。九条と名乗るその男は、命を捨てるくらいなら、自身の能力を活かして心霊調査事務所で働いてみないかと提案してくる。しかも彼は、霊の姿が視える光と同様に『見えざるもの』を感じ取れるらしく、それらの声を聞いて会話もできるとのこと。困惑しつつも、初めて出会った同じ能力を持つ彼が気になり、光はしばらく共に働くことを決めるが……

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Posted by ブクログ

死者の声が聞こえる九条と死者が視える光。
二人がタッグを組んであちこちで起きる怪奇現象を解決していく話でした。題材はホラーですが、九条と光のやりとりが面白いので、怖さがいい塩梅で中和されており、楽しく読むことができました。今回は病院とアパート、二つの場所で起きた事件を解決する話となっていましたが、どちらも真相を知りたいという好奇心に駆られて、次々と読んでしまいました。人間の底しれない悪意と愛情、どちらも味わうことができる良作だと思います。

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2024年05月31日

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