【感想・ネタバレ】魔力なし令嬢と冷酷な英雄の白い結婚～旦那様は前世で告白してきた教え子でした～９のレビュー

北乃式 / 葵すみれ

魔力を持たないが故に家で虐げられていた伯爵令嬢のコーデリアは、ある日前世の記憶を取り戻した。
「私の前世は元孤児で…魔術師養成所の教員で…何者かに殺された…？」
混在する記憶を手繰り寄せる中で、これから嫁ぐ先の夫となる男・クライブは自分の前世の教え子だったと気づいてしまった。

そして元教え子との再会に希望を見出したのも束の間、
「きみを愛することはできない」初夜に彼からそう冷たく告げられてしまう…。
しかし彼が心を捧げている忘れられない相手とは、どうやら前世の自分でーー！？

互いに勘違いした2人の結婚生活が幕を開けるーー！

[happymomoko · ★★★☆☆]

神殿の扉

国王にはクライブに反撃をする力がありませんでした。クライブはコーデリアを返してもらう見返りに国王の望みである神殿の扉を開けると約束しました。クライブは扉を開きましたが、その途端、扉の向こうに閉じこめられていた祝福が解放されて、消え去りました。絶望する国王をあとに、クライブはコーデリアを連れて領地に戻ることにしました。これから２人にはどんな生活が待っているのでしょうか？