【感想・ネタバレ】鷲か太陽か?のレビュー

あらすじ

ノーベル賞詩人オクタビオ・パス(1914-98)がパリに暮らした一九四〇年代後半に創作した散文詩と,イメージとリズムの法則に支配された,夢のような味わいをもつ短篇.シュルレアリスムの正統的・批判的継承者として知られる巨匠による,研ぎ澄まされた詩的直観が鮮烈な印象を残す初期の代表作.一九五一年刊.

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Posted by ブクログ

シュルレアリスム的(幻想的で少し悪夢的)な作品集。散文詩と短編小説が三十数作収録されている。メキシコの地名やこの地域の先住民文明であるアステカ文明のモチーフを織り込んだ作品が多い。
「青い花束」は『20世紀ラテンアメリカ短篇選』(岩波文庫 赤 793-1)にも採録されている短編小説。この同じ短篇選に「トラスカラ人の罪」が採録されているエレナ・ガーロはオクタビオ・パスの最初の結婚相手。

自分はアステカ神話に興味があり、ラテンアメリカ文学も少しずつ読んでいくなかで出会った一冊。ゆっくり噛み締めながらまた何度でも読みたい。

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2024年07月16日

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