【感想・ネタバレ】将棋のすごい記録大全のレビュー

あらすじ

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不滅の大記録から仰天珍記録まで! 棋界を飾るすごい記録を大公開

●インタビュー
・中原誠十六世名人
・佐藤康光九段
・西山朋佳女流三冠
●将棋界のすごい記録!
・最高勝率編
・最多勝利編
・最多対局編
・最多連勝編
●名シーン 中原誠;羽生善治;藤井聡太
●ほかにもあるぞ! 将棋のすごい記録20
●藤井聡太の記録をひたすら並べてみた!
●女流棋界のすごい記録
●将棋界裏記録
●長&短 手数が生み出すドラマ
●再録 神谷広志八段×塚田泰明九段

※本書内容はカラーで制作されているため;カラー表示可能な端末での閲覧を推奨いたします

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Posted by ブクログ

大谷翔平によって野球を観るようになり、藤井聡太によって将棋に関心を持つようになった人は多いのではないか。
スーパースターが現れ、その活躍が話題になれば興味が湧く。
女流棋士でも西山朋佳さんが現れ、福間香奈(里見香奈)さんとの2強時代になって面白さが増している。

昔と今ではルールも環境も違うので、単純に数値だけを比較して優劣を付けられるものではない。
どちらも、その時代でトップの位置にいるのだから同じくらい凄いと思う。

将棋界の記録を語る上で、大山、中原、羽生、藤井を代表棋士として取り上げている。
大山と中原は、現役時の活躍をよく知らない。

本書では、普段あまり話題にならない女流棋士の記録を取り上げているのが良かった。
今注目の西山朋佳女流三冠のインタビューも載っていて、まさに旬の人物なので興味深く読めた。
西山さんは、今年NHK杯の初戦で木村一基九段に勝って、2回戦で藤井聡太との対戦が実現した。
インタビュー時は組み合わせが決まった時期で対戦していないが、この話題も取り上げられていた。

最後に載っていた、"負"の記録も面白かった。
野球で言うと、連続ノーヒットとか連敗記録みたいなもの。
加藤一二三が通算で1180敗(1324勝)しているのが凄い。
将棋で飯を食うには年間20敗くらいに抑えないといけないが、それを60年も続けたということだ。
プロ野球投手で最も負け数が多いのは、金田正一の298敗(400勝)だが、負ける以上に勝ち続けることが必要だ。

だが、羽生善治さんのように負けが少ない(1573勝709敗)のはもっと凄い!
ちなみに、藤井聡太さんは386勝79敗。

現役棋士は現在170人ほどしかいない。
年に3人ほどしかプロになれない。
プロ野球は年100人、東大は年3000人も受け入れることを考えると、プロ棋士になるハードルはとてつもなく高い。
本書は、そんな超々天才しかいない世界での戦いの記録だ。

将棋の手数は110手前後が多いが、最短5手から最長400手越えまである。
5手で勝負が決まるのはあり得ないが、将棋の勝敗は対局者が「負けました」と言った時点で決まるというルールによる。
2022年に1手というのがあるが、これは後手の棋士が1手目を打ってしまった反則によるもの。
これも記録と言えば記録か。

0
2024年11月20日

Posted by ブクログ

将棋界の記録について。

内容よりも中原、佐藤康光、西山朋佳のインタビュー、そして神谷と塚田の対談面白かった。

0
2024年07月21日

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