あらすじ
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電力システムは、3E(供給安定性、効率性、環境性)の両立を目指して大改革が行われてるが、ゴールが見えないまま、複雑化の一途を辿っている。本書は、現在と次世代の電力システムの全体像と各構成要素を整理して解説。
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Posted by ブクログ
電力システムに関する基本的な内容が網羅的にまとめられている良書でした。ストーリー仕立てにもなっており、文章と絵が見開きのなかでコンパクトにまとめられており読みやすかったです。
恥ずかしながら水素の使い道をあまり分かっておらず、火力発電にも活用されようとしていることやアンモニア発電のことも理解できました。
原子力では核燃料サイクルや中間貯蔵の関係で昨今問題になっていることの根幹が理解できました。
送電、配電の基礎的な内容から蓄電機能を含めた今後の分散化、VPPまでの流れが非常にわかりやすくまとめられていました。
電気料金についてもぼんやりとしか分かってなかったので、三段階料金や一需要家、一引き込みの原則、再エネ賦課金などよく理解できました。
また何かあったときのバイブルとして常に置いておき、更なる学びを得た後に改めて読み直してみたいとも思いました。