【感想・ネタバレ】経済安全保障とは何かのレビュー

あらすじ

船橋 洋一/鈴木 一人/細谷 雄一/神保 謙/村井 純/柴田 なるみ/相良 祥之/大矢 伸/尾上 定正/富樫 真理子/越野 結花。
各分野における第一人者・気鋭の研究者を結集!
新冷戦下における米中・日米・日中関係、
デジタル・サイバー、エネルギー、健康・医療、生産・技術基盤。
そのベースとなる「経済安全保障」のかたちとは。
論点を整理し、日本がとるべき国家戦略について分析・提言。
東洋経済オンライン連載をもとに大幅改稿・加筆。

経済安全保障の“黒字”/“赤字”ということで言えば、日本は戦後、米国が主導し、構築した国際秩序とルールという大きな“黒字”を享受してきた。米国が内向きになり、ポピュリズムと分断の政治が広がり、中国が相互依存を武器化し、勢力圏を拡大するにつれてその“黒字”構造が“赤字”体質に変質しつつある。それをもう一度、“黒字”構造に作り替えることが日本の経済安全保障戦略には求められる。経済力を国際秩序とルール再構築のために戦略的に使うことを学ぶ必要がある。言い換えれば、「守る」だけでなく「攻める」ことが大切だということである。さらには、それを持続的に行うには日本の経済と産業の生産性と国際競争力の不断の向上、未来を実装するビジョンとイノベーション、そしてそのための人材と投資が不可欠である。「育てる」ということである。経済安全保障の最大の要諦は、「育てる」ことにほかならない。【序章(船橋洋一)より】

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Posted by ブクログ

冷戦後のwTO体制の下での自由貿易は、必然的に勝ち組と負け組を生み出し、グローバル化の影が忍び寄る形で市場競争に敗れた企業や個人を生み出した。
こうしたグローバル化によって不利益を被る人たちが増えてきたことで、彼らは国家権力を用いて自由貿易の仕組みを修正し、国家による生活の保障を確保しようとする。彼らはポピュリズムと親和性を持ち、外部に敵を作ってその敵たちが自分たちの生活を困難にさせたという物語を紡ぐようになっていった。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

戦略的自立性と戦略的不可欠性が重要であることは重々承知いたしましたと言いたくなるくらい、何度もその重要性が強調されていました。

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2025年09月29日

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