あらすじ
12歳、一人暮らし。
生きるなら、グレずに、家事を盗め!
ご近所さんにバレないように、中1で一人暮らしをはじめた、ぱーてぃーちゃん・すがちゃんの本当にあった話。
中学生と、その保護者のみなさんに読んでほしい。
12歳でも、意外と生きていけちゃう自立エッセイ。
――頼れるのは、自分だけ。俺が、俺を……生かす!
作家・岸田奈美さん推薦!
「ツッコミ続けるすがちゃんに、わたしのツッコミも止まらない。すがちゃんへの愛しさを止められない」
***
12歳、中1の春。父親の「1抜けピ」を皮切りに、俺の家族は0になった。
そんな絶望的な状況の中、俺は一人、こう思った……。
「なんか、もしかして今、カッコいいか?」
***
【目次】
序章 中1、12歳、一人暮らし
第一章 “カッコつけ”は家系の呪い
オヤジ最低オンリーワン/家取り戦争/かっちゃんと恐怖温泉/ダンディズムの塊/変人婆ちゃんとの二人暮らし
第二章 山形の狼は、助けを借りない
山形に住む12歳の狼/友達の家から、家事を盗む/知らない霊媒師/カマを持った泥棒VS.俺/世にも奇妙な親父と五人の子供たち/『高校進学が如く』/伝説の携帯電話/帰ってきた婆ちゃん
第三章 肩まで地下に浸かった芸人
ネタバラシ/大人になった山形の狼/第七世代に抜かれる地下芸人
第四章 ぱーてぃー前夜
ギャルと親父/ハイブランドポーズの誕生/癌が治る水/親父、死す
終章 一人暮らしになる夜の奇跡
“あの日”の夏祭り、占師の予言
【著者プロフィール】
すがちゃん最高No.1(ぱーてぃーちゃん)
1991年(平成3年)8月21日生まれ。山形県山形市出身。
お笑いトリオ「ぱーてぃーちゃん」のツッコミ担当。
ギャル(信子と金子きょんちぃ)と、チャラ男(すがちゃん)のパリピ漫才が人気。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これ、書く人によってはめちゃめちゃ暗い話になってたと思う。でも、くすくす笑いながら読み進められた。どんな出来事も笑いに変えてしまうのはさすが芸人さん。
どんな過酷な状況でも、心の中でツッコミをいれて、ときにはカッコつけながら、すがちゃんらしく懸命に生きてる姿はとてもカッコいいと思った!!!
Posted by ブクログ
芸能人が書いている本はあまり好みではない私がビビッときて購入しその日のうちに読み終えた1冊です。
平置きにされているわけでもなく、タイトルだけみて手に取ると、今売れているパーティーちゃんの菅野さんが著者かぁ、、一旦本棚に戻してみたけどやっぱり気になる、、もう一度手に取ってパラパラ、、なんかすごく読みやすそう。でもやっぱりな、、もう一度戻す。これを3回ほど繰り返してやっぱり購入。
菅野さんの芸風は作られたキャラだと思ってましたが、そうではなかった!いろんなとんでもない家族がいるけれど、菅野家はヤバいです。
普通の人なら耐えられないであろう崩壊家庭。それを面白おかしくポップに書かれている作品です。
読んだ後、自分が悩んでること、クヨクヨしてることがバカらしくなります。菅野さんのように、「なんかかっこいいかも」で乗り切れそうな気にさせてくれます。
Posted by ブクログ
まず読みやすい!!
小中学生の朝読書にもってこいなんじゃないでしょうか?
思春期にこの本に出会いたかったなって思います。
その頃の私の感覚に近いものを感じました。
今のすがちゃん、菅野直人に完成されていく展開が自分にはありえないことですが、何だか自分に置きかわっていくというか。
すがちゃんが焦ったりかっこつけたりが、自分もそうだなぁって思えてきます。
これまで貧乏エピソードや裏切ってきた大人エピソードってやまほどあって、それを書籍化したものもやまほどあって。
そんななかですがちゃんの孤独であって孤独じゃないこの境遇が作品として手にとって読めたことがすごく面白い体験になりました。
好きなのは一章-3。
めちゃくちゃヤバいエピソードなのにサラッと読めてしまったのが好き。
今にも通ずるすがちゃんらしさも面白い。
四章-18も好き。
これ以降の話はあんまりすがちゃんから聞いたことなくて、新たなすがちゃんが知れて嬉しかった。
すがちゃんの視点から見たぱーてぃーちゃんも最高。
装丁もかっこいい!
すがちゃんのメンカラだったり、章の初めのオシャレな写真だったり本当に最高!
すがちゃんのお写真も爆盛れ!
以前すがちゃんが、俺の顔ファン好きなんだよねって言ってましたが本当に顔ファンになります。
絶対読み返す本になりました!
というか、かれこれ2回は読み返してる!
Posted by ブクログ
ぱーてぃーちゃん、特にすがちゃんファンの私。
激レアさんはもちろんテレビラジオインタビューなどかなり追っていて、身の上話は聞きまくってるし知ってる話ばかりだろうなと思いつつ読みました。
いや、知らん話めっちゃありましたわ〜!
と言うことで「知ってるし」とか思わずに読んでみたらいいんじゃないでしょうか!
Posted by ブクログ
すいすい読み進められるテンポの良さと言葉選びのセンスに、あっという間に引き込まれました。
ユニークすぎるご家族、お父さん、そして、その中で「カッコよく」生きていく著者。
山形への愛情もがっつり伝わってきて、まだ訪れたことのない山形の地に、身を置いてみたくなりました。
厳しい現実をユーモアたっぷりに笑い飛ばす著者の明るさに救われる一冊でもありました。読めてよかったです。
Posted by ブクログ
オーディブルで聴きました。
芸人としてのすがちゃん最高No.1を面白いと思ったことは一度もないし、パーティーちゃんとしては、更にムカつくほど面白くない。なんで売れているんだろう⋯と不思議に思ってた。
でもこの本は面白かった。ばあちゃんとのくだりでは吹き出してしまった。自宅でよかった。物陰に隠れている小学生のすがちゃんを想像すると笑える。
すがちゃんのお父さんは、一般的に評価するとしたら悪い父親で、すがちゃんがグレる要素満載なのに、まっすぐ育って、お父さんともなんのかんの言って素敵な関係になってしまって、やはり笑いのある家族はマイナス要素を一気にプラスに変えられるし、家族を笑わせることができるお父さん(お母さんも)は最強なのだと思う。
すがちゃんは痛い芸人と思ってたけれど、これからちょっと応援してしまうかも。。
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
特にすがちゃんのファンではないけど、評価が良さそうだったので読んでみた。
確かに文才というか、面白いと思っているであろう渾身のツッコミと温度差はあるけど、とんでもないエピソードと底抜けのポジティブさで楽しく読める。
すがちゃんすごいわ、と見る目が変わった。
Posted by ブクログ
すがちゃんがエピソードトークで話す一人暮らし時代のことがエッセイで読めると知って!
とても読みやすくて、そういうことだったのか…!と思いながら。どんな辛い時でもカッコつけることで乗り切るカッコよさ!
だけど、1人で暮らしてることをひたすら隠したり
周りの目をすごく気にしながら生活しているのもすがちゃんらしいなとも。
おいしい味噌汁の作り方を知るため、友達の家に遊びに行った時に料理してるところを観察したりスーパーで張り込んだり、賢く地道に努力を積み重ねてるのはさすがだなぁ。
過酷な環境には置かれていたものの、それでも周りの人に恵まれていたのはすがちゃんの人格と強運のおかげに思える。
より一層ぱーてぃーちゃんを応援できるようになった1冊でした!
Posted by ブクログ
パーティちゃんは知ってる!
でもメンバーを私は1人しか知らない
そして、その知らない人が書いた本だった
実話ってことだけど
すごい
中学生で一人暮らしって
ちゃんとお金の援助をしてくれる人がいたからよかったものの
周りには一人暮らしバレてたんだろーな
強盗が家に入って警察が来た時に、なんでバレなかったんだろー?と不思議
3歳の時に母親が亡くなったと書いてあったが
そこから狂ってしまったのかな?
破天荒な父親、破天荒な祖母
Posted by ブクログ
『激レアさんを連れてきた』で見て、気になって手に取った本。
めちゃめちゃポジティブすぎる!!
きっと辛いことも笑いに変えたんだろうな。
そんな強い心が欲しいです!
Posted by ブクログ
まさに最高でNo1
よくグレなかったなーって思うぐらいの家庭環境。なんだけども、家族一人一人が悪い人間ではないと思った。
虐待をするとかそういう環境ではなく、みんな変わってるけど(特におばあちゃん、お父さん)一生懸命生きてるというか、ちゃんとすがちゃんのことを想ってるなーと感じました。
Posted by ブクログ
ぱーてぃーちゃんのすがちゃんの生い立ちが書かれたエッセイ
テレビなどでもネタにしていて何となく知っていましたが
かなり個性的な祖母や父の破天荒さは想像以上でした
中1にして山形の一戸建てに一人暮らしに
なるという状況に自暴自棄になってもおかしくない環境にあったのに
逆境にあっても 「カッコいい」と
プラスに捉えられるすがちゃんの明るさと生きる力の強さを感じました
本も読みやすいので本嫌いの人にもおすすめです
Posted by ブクログ
失踪後も時々ふらっと戻ってくる父親とぶつかりながらも、認められたい思いをもって芸人に。
っていうとコミカルな美談に見えるけど、冷静に考えてこの父親はひどい。養育放棄。ネグレクト。虐待。
テレ朝「激レアさんを連れてきた。」に著者が出演してこの体験を著者自身が語ってたので、もう少し知りたくて読んでみたけど、テレビでは父親のことはあまり触れてなかったかな。
だって引くよ、これは。
まあ著者が素直で強いということなのでしょうか。
ぱーてぃーちゃんの芸風は好きです。