あらすじ
「授業ができる人がいない」「どれだけ探しても見つからない」「代わりがいないから休めない」……全国的に発生している教員不足は,すでに子どもたちや教育現場へ深刻な影響を及ぼしている.朝日新聞紙面上でこの問題を一〇年以上追い続けてきた記者が,厳しい実態と正規/非正規教員をめぐる教育制度の実情を書き下ろす.
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Posted by ブクログ
以前、お世話になった氏岡さんだから高評価をしたわけではない。
2年前に読んでおけばよかったと思った。
もちろん、一教員としてできることはほとんどないのだが、どのような声をあげていくのがよいのかを自分自身で考える時間があっただろう。
今、まさに病気で休職中の立場である私が、代替教員に頼っていることに、思うところが深い。
また、2年経った今についても、また書いて欲しいと願う。
先日私は「支援員」について言及したが、非正規の弱い立場の人が、学校現場を支えている構図にも、大きな問題意識をもっている。正規採用数もいよいよ足りてこなくなっている現状と、さらに高い専門性が教育現場に求められている現状。今はその専門性の全てを教員に担わせようとしているが、「学校」には今、何が必要なのかということを改めて考えていけるとよいと思う。
Posted by ブクログ
大阪府の公立中学校教諭です。この本に書かれていることは、日々実感しております。病休、育休の代替教員がとにかく見つかりません。ウチの校長も自力で探してきました。不足分はなんとか今いる教員たちで補い合いますが、無理が祟って病休に入られる先生もいます。そうなると、やはり1番の被害者は子どもたちなんですよね…。少子化による正教員の雇い控えがあり、教員の働き方改革や魅力発信、待遇改善などでは一概に改善は期待できないかもしれませんが、学校の実態をオープンにし、社会みんなで解決に向けて議論をしていかないと、本当に公教育の崩壊が目の前まで迫ってくるなと痛感しました。
Posted by ブクログ
先生が足りないという現状を著者氏岡氏なりに調査し原因を明らかにしている。規制緩和に伴う非正規教員の増加が一番の原因 その政策の評価が大事 教員不足を止めることができるのか。
Posted by ブクログ
非常によく調べ上げられており、現状を詳らかにしている。教育現場にいる身とてして、わからないことが多かった。正規ではなく、非正規教員が不足していること。子供の数が減少しているのに教員が不足する理由が、教員の多忙化だけではなく、法律の変更や、ベビーブーマーの大量退職など多様であること。
星を三つにしたのは、現状は分かったけれども…というところ、定価が高すぎるところである。
Posted by ブクログ
先生の不足は、教員を志望する学生の減少で起こっていると思っていましたが、本書でその原因を知ることができました。
この国の将来を担う子供たちが適切な教育を受けられるよう制度改革や、予算配分の再検討が必要なのではと思われます。