あらすじ
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日本には、定住者のいる有人島がおよそ400島ある。
それらの島々には、貴重な生態系や日本の原風景があり、
暮らしのなかには伝統の習俗や祭りが数多く残されている。
こうした特有の文化や自然が色濃く反映されているのが、離島の建築群。
本書は、“日本の縮図”とも言われる離島の文化や生活、
住人のストーリーについて、島々の建物を通して知る一冊。
100の島、150以上の建造物を収録。
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Posted by ブクログ
日本各地の離島に佇む建築物と、人と歴史の記録を訪ねる。
・はじめに
INTRODUCTION 01～03 INTERVIEW 01～07
ARCHITECTURE TOURS 01～06 COLUMN 01～07
離島MAP 日本全図 瀬戸内海 拡大図 伊豆諸島 拡大図
五島列島 拡大図 九州周辺 拡大図
・おわりに
参考文献有り。
それぞれの離島には、独特の地形と自然がある。
また、隔絶した場所ゆえに残る文化がある。
そして、人々の生活と建築物がある。
それらの記憶は記録になり、文と写真で残される。
焼尻島の繁栄を語る和洋折衷の鰊御殿。
新島特有のコーガ(抗火)石使用の建物。流人墓地にも。
因島に佇むヴォーイス建築の旧宣教師住宅は、人の縁で残る。
船乗りの島・粟島の旧海員学校の美しい青緑色。
長崎の池島のかあちゃんの店は炭鉱の島の名残りと共に消える。
姫島の木造校舎の温もりは先生と子どもたち、島民を繋ぐ。
佐渡島に唯一残る元妓楼旅館の華やかさは島の歴史を内在。
他にも、島ならではの港待合所、郵便局や商店、
天草の教会、石垣島に残る琉球王朝士族の住宅、
琵琶湖の沖島の集落、学校、石垣、堀、塀、寺院、灯台など、
離島独特の建築物が写真で紹介されています。
その個性の一端と、歴史や生活を知ることができて良かったです。
