【感想・ネタバレ】中国不動産バブルのレビュー

あらすじ

中国の不動産バブル崩壊が幕を開けた。
それは貨幣的な現象に留まらず、金融、行政、政治システムへと飛び火し、やがては共産党統治体制をひっくり返す要因にもなり得る――。
バブル形成から崩壊まで、複雑怪奇な構造をどこよりも分かりやすく読み解く。

【不動産から見える中国社会の歪み】

●主要大都市の不動産価格が大きく下落
●開発途上の不動産プロジェクトが次々とゴーストタウンに
●中国政府が不動産開発を熱心に進めた理由
●共産党幹部とデベロッパーが熱中したマネーゲーム
●別荘にプライベートジェット……賄賂を使って贅沢三昧
●地方政府が財政危機に陥れば、年金難民が発生する
●海外へと脱出する日本人が急増
●賃貸市場を敬遠し、マイホームを重視
●「見栄を張る」ことをやめられない
●統制か自由化か、岐路に立つ習近平政権

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Posted by ブクログ

ネタバレ

バブルだ、バブルだ、とずっと言われ続けているし、その通りなのだろうけど、なかなかハードランディングにはならない中国。こうなってくると緩やかな独裁というのも悪くないのかなとさえ思えてくる

貧富の差も凄まじくなっており、中国国家統計局発表のジニ係数は2006には0.49に達しており、2022でもまだ0.47。ジニ係数が0.3だと社会不安が起きないと言われているが0.4を超えると社会は極端に不安定化するおそれがあり、とっくに臨界点を超えている

・中国では庶民のことを野菜の「韮」と揶揄することが多い。韮は収穫するとき、根元を残して切って出荷するが、しばらくすると新芽が出てくるので何回も収穫できる。効率がいいという点で、中国の庶民は韮とよく似ているのだ。

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2024年12月20日

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