あらすじ
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おかし工場では、つぎつぎとのりせんべいができあがっていきます。その中の一枚が目をあけました。できたてほやほやのおせんべいくんです。おせんべいくんは、とうめいなふくろに入れられました。ところが、カラフルでかわいいふくろやはこに入れられているほかのおかしを見て、「とうめいでかわいくないふくろはつまらないよ。ぼくにはもっとにあうふくろがあるはずだ!」と、おかし工場をぬけだしました。町にやってきたおせんべいくんはスーパーに入りました。スーパーに並ぶおかしを見て、自分に似合うふくろがないか、想像してみました。ところが、おせんべいくんにぴったりなものは見つかりません。ほかのお店に探しに行こうとしたとき、おせんべいくんは道路わきのみぞにはさまってしまい……。かわいらしいおかしのパッケージや細かいイラストが魅力の一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルの通り。
透明な袋よりカラフルでかわいい、自分にぴったりな袋があるんじゃないかと袋探しの冒険に出るおせんべいくんの話。
描かれているお菓子や食べ物が、見たことある!というものばかりで大人にも面白いと思う。
森永のミルクキャラメルとか、ながーいガムとか、アヲハタのジャムとか。
途中でたくさんの袋や箱が見開きいっぱいに描かれたページが出てきます。カラスのパン屋さんみたいな感じ。
カラフルで楽しいけど、特に読む順番とかはないので読み聞かせには戸惑うかも。
「どれが好き?」とかの会話は広がりそう。
その包装ひとつひとつちゃんとせんべい仕様にかわっていて凝ってる。
途中でちゃんとピンチも訪れる冒険っぷり。
オチは「どんなあなたにもなれるし、どんなあなたでも素敵だけど、今のあなたにも魅力があって素敵だよ」みたいな感じ。
置かれた場所で咲きなさいなど既に古い風潮なので、まさに今っぽい絵本だなあと思いました。
おすすめ年齢4・5歳〜。
全体的にカラフルで絵がたくさん載っているので読みやすいと思います。
指差しで「どのおせんべいくんが好きー?」など話しながら読むやり方が楽しめると思いました。
Posted by ブクログ
前作の「みかんきょうだいのたんけん」もそうだったけど、
今回もものすごく丁寧な作りだ。
眺めているだけでワクワクする。
シンプルな包装に不満があるおせんべいくん。
好みなパッケージは見つかるかな?
Posted by ブクログ
現状が嫌で「主人公が旅に出る系」の絵本のストーリーって結構絵本の王道?な気がしてきました。こんな話以前から読んだことあるよなーってw
海苔のパンツ(笑)をはいたおせんべいがパッケージの透明袋が気に入らなくてカワイイパッケージを探しに行く話。
かわいいパッケージがたくさん出てきてカラフルで、ちまちまと絵を見比べるのも楽しい。溝にはまって割れてしまうかもな危機もあったりしてまさに冒険譚。
絵が可愛くて画面が全体的に色が多く、見ているだけでも楽しめそうです。
オチは「そんな感じかー」とオトナは思いましたがこれも王道?
Posted by ブクログ
細々した絵があって読み聞かせ向きではありませんが、手元に持って親子で、子ども一人で楽しめる本です。スーパーや洋菓子店でほパッケージがずらっと並ぶページ、カタログ的で子どもが大好きなやつです。結構長い。犬にポーンとされるところだけ、なんか絵がちょっとあれでしたがかわいい本です。
Posted by ブクログ
作者の細川さんは、パッケージデザインをされていたそうで、経験からの想像が作品になったのでしょうか?
ただの透明の袋じゃなくて、自分に似合う可愛い袋や箱があるはず!…と思ったおせんべいくんのちょっとした冒険。
現実には、おせんべいにもキレイなパッケージはあるし、洋菓子でも透明なものもあるんだけどね。それに中が見えて分かる方が、買う側としては便利だけど。まぁ、そこはおいといて…。
きゃー!スケスケ!まるみえ!…からの「黒いパンツ(=海苔)が見えてる」には、もうそういう風にしかおせんべいのこと見れなくなっちゃうからやめて~wwwww
Posted by ブクログ
透明フィルムが気に入らない煎餅の自分探しの冒険。お菓子や色んな包装紙に変身する妄想が膨らむます。
洋菓子から「スケスケで(海苔の)パンツ一丁なんて恥ずかしい」とか言われるのは結構不憫。ビスケットおじさんのフォローが無ければ立ち直れなかっただろうに。