あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
見て、読んで、わかる! グラフィックデザインの視点・思考・方法。
デザインのハウツー本があふれている中、どれを読んでもなかなかつかみにくいデザインの本質。本書は技術ではなく、「見て・読んで・わかる」デザイナーに必要な基礎体力をつけるためのビジュアルブックです。私たちの身体感覚と密接に結びついている「造形の原理」や「視覚伝達」を分かりやすいショートテキストとグラフィックで解説します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
借りたもの。
視覚的にデザインを説明することに重きを置いた良著!
本当にロジック(アタマ)と体感的(カラダ)でデザインを理解できる一冊。
解説が完結で、ページの殆どが絵で構成されている。
抽象的な概念もヴィジュアル化され、それ自体が既にデザインであり、それ故に目で見てデザインというものを理解する。
論理と実践がひとつになっていた!
図像としてのヴィジュアルデザインから、次第に文字組(これに多くページを割いている気がする)、そして思考にいたるまで。
私は文字に関するデザイン解説のページを興味深く読ませて頂いた。
特に明朝体。当たり前のように一つの言語として認識していたそれは、漢字の宋体(中国の文字)と仮名(日本の文字)が混ざって使われている。日本語の成り立ちからすれば当然なのだが、目から鱗だった。
雄弁な書体というものの魅力、ないがしろにできない(デザインは全てそうだが)事を再認識。
デザイン思考やイノベーションの源泉が、デザインで表現されている……そんな素晴らしき本。