あらすじ
【数を追わない経営では勝ち目はない】
日本の半導体産業はなぜ凋落し、その復権には何が必要なのか。本書は、技術信仰に縛られた日本企業の実態、技術で勝ってビジネスで負けてきた歴史、数を追わないことの問題点などを明らかにし、韓国、台湾になぜ逆転を許したのかについても的確に分析。ラピダスよりもJASMが日本の転機となるかもしれないなどの大胆な考えも示す復活のための経営戦略指南書。日本の半導体産業が抱える課題を、日本企業が陥りやすい技術論ではなく、ビジネスとしての成功を目指す経営学的な見地から解き明かす。生き残るために必要な経営転換策が満載の本。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最先端のラピダス
少量多品種 差別化 2ナノプロセス imec、IBMとの協業 米日寄り
北海道の電力の10~20%
ビジネス実利のJASM
最先端よりも最多需要 アジアの強い企業の受け入れ
10年分の減価償却を日本政府が負担し収益化
ソニーのCMOSに使うロジックICを隣でつくる 対サムスンでアップルの推し
半導体は1位じゃないとダメ 自動車は最先端よりも一定スペックで長期間必要
日本は数の力に負けた 刈り取りの前に次の開発に移ってしまう
オープンイノベーション(例外的な競争原理)
規模を拡大したいとき 製品価値が性能よりも顧客数で決まるとき
価値創造+価値獲得=イノベションの成功